森心地の日々

個数:1
紙書籍版価格
¥2,035
  • 電子書籍
  • Reader

森心地の日々

  • 著者名:森博嗣【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 講談社(2020/01発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065185728

ファイル: /

内容説明

小説家・森博嗣は日々何を思い、考えているのか? 2019年1月1日から半年間の毎日の仕事、遊び、思考の詳細。森博嗣堂浮遊書店ブログ「店主の雑駁」から4冊目の書籍化。


◎現実に、密室殺人事件というものはまずありえません。密室にするメリットが皆無ですからね。
◎夢は語らないほうが良い、というのは僕の持論です。
◎「心が弱い」や「意志が弱い」などと言ったりしますが、その「心」も「意志」も頭の中にあるものですから、「頭が弱い」といった方が、より的確だと思います。
◎「終活」なんかにエネルギィを使うのも、なにか諦めきれない欲望のように、僕には見えます。野垂れ死にでけっこう、と諦めたらすっきりしませんか?
◎税制に必要なことは、例外を減らすこと。減税とか特例を設けないこと。そうすれば、政治もクリアになります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

薦渕雅春

29
著者は最近、新書を多く書いてるなあ、と思ったら本著はブログを単行本化したものだった。2019年1月1日〜6ヶ月間のブログをまとめたもの。過去にも数冊出版されてるみたい。文字数が多くて、読み終えるのに意外と時間がかかった。著者の考え方が随所ににじみ出て良いと思う。3月2日〈出版社の人の多くは、文庫を単行本の焼き直しだと認識していて、単行本よりも下に見ている傾向があったようです。僕は、これとはまったく反対。本というのは、文庫が最終形であり、文庫が完成された作品として、のちのちまで残るのです。〉に成る程成る程!2020/04/19

みなみ

25
森博嗣さんの2019年上半期の日々を綴ったエッセイ。今回も、印象的な言葉が沢山あった。「ミステリに「倫理観」を求めている人もときどきいるが、お門違いではないか」「好きすぎて…一所懸命に考えすぎて、前向きにいろいろ取り入れたい、と思うほど完成しないというのは、よくあるパターン」「年寄りでも、障害者でも、…人間の価値の大小を測ってはいけない、というのが現代の基本的な精神ではなかったでしょうか?」「「感情」で「私は妥協しない」…となっても、そこを理性で抑える。だからこそ、集団、社会、国家が成り立っている」2023/05/20

えいなえいな

11
相変わらずの読み応えで読み終わるまでえらい時間がかかってしまいました。文中にもあったように吉本ばななさんがゲラを読んでいるようと評したのも肯けます。玄人向けの一冊と言えましょう。しかしながらあと一冊で終わりですか、悲しすぎますね。2020/11/07

あい

6
遂にこの本にまで手を出してしまった。高いからやめとこと思っていたのに。工作の話がほとんどだけれど、ためになる言葉も多くあった。他者との比較や能力幻想みたいなもので、自分を規定し、諦めてしまうことが、自身にとって最も不利だということが書かれていた。最近は才能とか努力についての本を読んでいたので、特に頭に残った文章だった。森先生の考え方を取り入れたくて、またこのシリーズも揃えてしまうのかなと思います。2024/01/06

せき

0
今巻も読むのに非常に時間がかかった。毎日を計画通り着実に積み上げていく感じが、自分にはできないことなので、戒めになる。2019年の本だが、未来への展望は、2024年現時点で見ても、概ね指摘通りに推移しているように思う。自分なりに先々を予測してで日々の生活に落とし込む重要性を改めて確認した。2024/10/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14950419
  • ご注意事項

最近チェックした商品