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内容説明
世界同時不況のさなか、日本には民主党新政権が誕生した。
冷戦が終結して二〇年が過ぎ、長く続いた戦後体制は名実ともに変わろうとしている。
日本と世界は今どこへ向かっているのか?長く世界潮流を観測してきた著者が、“時空を超える視座”“相関という知”を踏まえて、“分散型ネットワーク時代”の新たな展望と日本の針路、いま最も必要とされる「全体知」のあり方を提示する。
米中二極体制をどう考えるか?極東ロシア、シンガポールの地政学的な意味とは?「友愛」なる概念は日本の未来を拓くのか。
混迷する国際情勢を透徹した知性で読み解く。
混迷する国際情勢、氾濫する情報のなか、私たちはいかにして正しい認識を持ち、望ましい未来を描きうるのか? 著者渾身の書き下ろし。
世界同時不況のさなか、日本には民主党新政権が誕生した。冷戦が終結して二〇年が過ぎ、長く続いた戦後体制は名実ともに変わろうとしている。日本と世界は今どこへ向かっているのか? 長く世界潮流を観測してきた著者が、“時空を超える視座”“相関という知”を踏まえて、“分散型ネットワーク時代”の新たな展望と日本の針路、いま最も必要とされる「全体知」のあり方を提示する。米中二極体制をどう考えるか? 極東ロシア、シンガポールの地政学的な意味とは? グリーン・ニューディールはIT革命を超えるか? 自民党はなぜ大敗したのか? 「友愛」なる概念は日本の未来を拓くのか?
▼第一章「時空を超える視界――自らの固定観念から脱却するということ」、第二章「相関という知――ネットワークのなかで考える」、第三章「世界潮流を映す日本の戦後――そして、今われわれが立つところ」、第四章「世界を知る力――知を志す覚悟」
●はじめに
●第一章 時空を超える視界 ――自らの固定観念から脱却するということ
●第二章 相関という知 ――ネットワークのなかで考える
●第三章 世界潮流を映す日本の戦後 ――そして、今われわれが立つところ
●第四章 世界を知る力 ――知を志す覚悟
●おわりに
目次
第1章 時空を超える視界―自らの固定観念から脱却するということ(戦後という特殊な時空間―アメリカを通じてしか世界を見なくなった戦後日本人;ロシアという視界;ユーラシアとの宿縁;悠久たる時の流れを歪めた戦後六〇年)
第2章 相関という知―ネットワークのなかで考える(ネットワーク型の視界をもつ;大中華圏;ユニオンジャックの矢;ユダヤネットワーク;情報技術革命のもつ意味;分散型ネットワーク社会へ)
第3章 世界潮流を映す日本の戦後―そして、今われわれが立つところ(二〇〇九年夏、自民党大敗の意味;米中関係―戦後日本の死角;日本は「分散型ネットワーク革命」に耐えられるか;「友愛」なる概念の現代性)
第4章 世界を知る力―知を志す覚悟