内容説明
先が見えないこの時代。
世の中がひっくり返るような出来事がこれから起こらないとは限らない。
大切なのは、今の時代の姿を自分で判断すること。
社会との関わり方、宗教、国家、犯罪、戦争……。
いま、何を見るのか、どう読むのか。
思想界の巨人が語った、「現代」を生きるということ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とうゆ
14
吉本さんに好感が持てるのは、正直にものをいっているからではないでしょうか。自分の考えは生まれた時代によりフィルターがかかっていると言えることは、中々出来る事ではないと思います。人間と犯罪についての考え方では、前時代的な考えだと、反論がある人は多々いると思いますが、私はそう間違えたものとは思えません。2014/06/08
Natsumi
5
父蔵書
Kiko
5
北朝鮮の問題が浮上する今、私たち日本人は北朝鮮に怒りを覚える。しかし60数年前は同じことを日本はやっていた。情けないと思う。私はまだ18歳。否応なしにこの時代を生きていくしかない。自分なりに考え頑張ろう!2017/10/09
雋多郎
4
新入社員になった。すぐに辞めた。転職してまた辞めた。そんなときにこの本に出会った。 「仕事で役割を果たす自分、取り返しのきかない個人としての自分を、理念上きっちりとわける。そうすることで、不必要に傷つかない」 すぐに辞めていた理由が分かった気がする。2014/07/01
rarudo eme
4
学校の課題で読んだ。 複数あった本でこの本を選択したのは、「13歳は二度あるか」というタイトルが気になったから。どうして13歳なのだろうか、この人は13歳の時期に何か特別な経験をしたのだろうか。と、興味を惹かれた。 吉本さんは13歳の時期に「敗戦」を経験したそうだ。当時軍国少年だった彼は、相当な衝撃を受けた。その時の影響が、その後の日本の戦後思想に大きな影響を与えた。 僕らは今15歳で、大人たちは多感な時期だという。勉強をしなさいといい、遊びなさいという。多分それは本当なんだろうな、と思わされた1冊。 2013/04/07
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