内容説明
一番身近な天体、月。約38万㎞上空を回る地球唯一の衛星だ。アポロ計画から約半世紀を経て、中国やインド、民間ベンチャーも参入し、開発競争が過熱している。本書では、大きさや成り立ちといった基礎、探査で新たに確認された地下空間などの新発見を解説。人類は月に住めるか、水や鉱物資源は採掘できるか、エネルギーや食糧をどう確保するかなども詳述する。最前線の月探査プロジェクトに携わる著者が月面へと誘う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HMax
34
7番目の大陸(アフリカとオーストラリアを合わせてぐらい)と言ってしまう佐伯先生がすごい。NASAの1/10、ESAの1/4、インドの少し上(中国はどこまで軍事なのか分からないの比較できず)、と低予算を大和魂でカバーする日本の技術者はすごい。満月が半月よりも、すごく明るく感じるのはどうして?と思っていたら、本当に2倍ではなく8倍も明るいそうです。月の重力は地球の1/6なので6倍も重いのを持てるけど、引っ張れるのは同じ重さなのはどうして?その機構は本書を読んでのお楽しみに。2020/02/29
terve
27
月に関する知識の本ではなく、人間が月を利用するとすれば、アプローチするとすればという観点で書かれた本です。月にも一等地があるという点、昆虫食がスタンダードになるかもしれない点など、興味深い内容が多いです。何よりも中国が月に関して熱心に取り組んでいるということを知り、驚きとともに、やはり人口問題に直面しているのではないかという予測もできます。宇宙開発といえば聞こえが良いですが、一番は現状打破という側面が強くなるのかもしれませんね。いずれにせよ、宇宙開発に関するニュースに興味を持ちたいと思います。2019/09/25
びっぐすとん
22
図書館本。面白かった!まずは月へ行く前に事前情報。次は月へ行ったらまず何をするのか。そして具体的な月での生活の方法。最後は月から火星へ。夢が現実になるシミュレーションにワクワクした。夜見上げる月にそう遠くない未来に人間が暮らし、地球を見つめ返すかも。「現代に生きる人類は地球史上最も甘い汁を吸っている。だから化石燃料を使い尽くす前に太陽電池でエネルギーを賄える文明に進化しなければいけない。これは甘い汁を吸っている我々世代の責務である」もっともである。人類存続と生命の起源と未来を知る為いざ「新大陸 月」へ。2020/03/01
yyrn
20
月は球体なのだから正面から見れば外周部は少し暗くなるはずなのに、なぜ「お盆のような(均一な明るさの)月」が見えるのか?というトリビアから始まって、月の利用やそのための定住について検討しなければならない様々な項目とその対策を、推測も交えて真面目に書いてある本。なるほどと感心するところは多かったが、重力が1/6なので筋力の劣ったお年寄りに最適!と言われても、一度行ったら戻れないよね。末期の水をC-3POにお世話になるのもなあ。死ぬときは仙台弁の聞こえる場所で、窓越しに満月を見ながら静かに最期を迎えたい(妄) 2019/12/30
寝落ち6段
17
夜空に浮かぶ煌々とした黄色い満月。どの星よりも大きく、模様まで見える星に、古代より人々は様々な感情を委ねてきた。悲しみや恐ろしさ、切なさ、希望、そして、憧れ。1969年、人類は遂に月面に立った。地球に最も近い星である月には、何があるのだろう。もしかしたら、住むことができるのかもしれない。様々な視点から現在分かっている月の姿を描き出している。それに、宇宙開発の話も交え、もしかしたらの期待も持たせてくれる。宇宙好きとして、こんなわくわくする思いはたまらない。お月様はすごい。2020/06/30
-
- 電子書籍
- 魁!!男塾【分冊版】 249




