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内容説明
「意志力は役に立たない」――
人の能力に関する「従来の説」は今、科学によって
世界中で次々と覆されている。
その人の能力は、才能や出自、そして意志の強さとは関係しない。
すべて「置かれた状況」、すなわち「環境」によって決まる――
環境が人間の能力を規定する背景を
最新科学から経済理論、そして人類の歴史で証明し、
「どうすれば、生産性が最も高まる環境を自らの手で作ることができるか」
まで踏み込んだ快著!
(本書で明かされる衝撃理論↓↓)
・山に住むために「低身長」になった民族が存在する
・経済的ステータスは「住んでいる場所」次第
・「友達の友達の体重」が自分の体重に影響する
・「職場」では頭が冴えにくいのはなぜか
・引越で「7歳児の識字能力」「睡眠時間」が変化した
・持っているだけで「プレミア」がつく(モノが減らない理由)
・金銭を払うと、人は行動を起こさざるを得なくなる etc…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
56
科学で自分を変えろ、習慣を変えろ。以下メモ。依存症患者は一人になりたがるが、心の奥にある部分で一人を恐れている。戦略的に設計された強制機能は、今と自分がしようとしていることに集中させる。目標を避けるよりも、そちらに向かって進むほうが楽になるという瞬間を見つける。ポジティブ信仰が広まると同時に処方薬が増える。今の時代は人類の歴史の中で最も幸せが捉えにくいものになっている。スケジュールに自分を引っ張ってもらう、モチベーションは強化された環境に任せてしまう。2024/09/16
kubottar
24
環境が大事。人間の意思でなんとかするよりも環境でやらざるを得ない状況を作り出すシステム作りが大事。2020/11/11
Mayu
15
分量的にはサラッと読めましたが、内容は深く納得できる本でした。意志の力でできることは少なく、環境を変えることの方が大切。一日に本当に集中できるのは4〜5時間。作業内容によって部屋や場所を変えるのも効果的。依存症は人との健全なつながりの欠如が顕在化したもの。不用品や砂糖やデジタルのデトックス。家族や自分の歴史を知ること。様々なアイデアの帰着するところは、自分の力で今日があるわけではなく、様々な人々の助けや、今の環境を作ってくれた先人に感謝すること。状況を正しく認識できると、自然にそうなるよ、ということかな。2020/09/04
てら
14
意志ではなく「環境」こそが自分を変えるためより良い自分なるものをつくるために重要だという。「環境」なんていうもんだから、家の家具配置とか働く環境とかそういうことかと思ったら、そんなことはなく、結局はなぜか習慣化だったりデジタルデトックスだったりといった自己啓発本あるあるな結論に落ちてしまった感がある。アメリカ成功物語の極端事例や生存バイアスがかかっている感も否めない。環境はたしかに大事に思うけれど、具体性に乏しい本であるように思えたのは私だけ?2024/09/14
ハチ
14
年に一回のカンフル剤注入。なるほど意志力なんか幻想だぞ、長くは持たないぞと。full powerを出す環境に身を置けという論旨。事例にジャンは5年前はこうだった→今はこうだ、いう紹介が多くなると少し食傷気味に感じたが、夜中のポテトの誘惑にさえ揺さぶられる自分には十分意識づけできたw2020/06/03
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