内容説明
「おやつバナナ命題」には、法解釈の技術を身につけるエッセンスが含まれています。法解釈の技術は、法令や契約書といったルールを読み、使うために必須の技術です。本書では、「おやつバナナ命題」を通じて、法解釈の技術を説明しています。法律や契約書を使いこなす力がつく1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
87
遠足における長年の命題を基に、契約における法的知識、契約を結ぶにあたって読むべき点や確認すべき点などを説明しています。命題に対し、カッチリとしているのが良いギャップを生み出していて新鮮。書き文句の定番から条件と効用、ルールに基づいた上、それに対する解釈や互いが持つ条件の違いなども踏まえた判決例を示してくれています。また、事例を提示した上で考えていくという形式なので頭で考えながら読むのがお勧め。2018/11/25
かめぴ
17
サブタイトル通り、法や契約書の読み方がわかるようになる本、だった。バナナおやつ問題は、小学生の時だったが・・そうかこう言う風に解決できたのかと少し目から鱗。問題点の把握→おやつの意味→文理解釈→解釈手掛かり→Aくんの場合などなど、面白かったです。2019/05/11
和草(にこぐさ)
15
法と契約書の読み方。「バナナはおやつに含まれるか」にはその場に応じたルールによる。自分には関わりが少ないが、その場になったら落ち着いてよく読むことを心がけたい。2019/05/07
aochama
7
タイトルは軽い感じですが、内容は、契約をテーマにした法律の基礎知識と具体的に契約書を確認する見方がまとまっています。理屈っぽさ満点ですが、事例を一緒に考えていく形式と工夫されており、読んでいて飽きません。法化社会の現在、契約書の読み解きをする基礎体力をつけるには必須の本ですね。2018/10/14
ようへい
4
バナナはおやつに含まれるのか、という永遠の課題について解決の糸口を与えてくれる本書。小学生がおやつの定義やそのルールの目的を踏まえて法解釈を行い真剣に議論を戦わせるシーンに胸が高まりました。個人的には後半もその流れで書いて欲しかった。法律の文章はやはり読んでいるとこめかみが捩れるような感覚になりますが、丁寧な解説のおかげで食わず嫌いから少しは味見してみようかな、と思えるようになりました。量をこなして感覚を身につけてけば多少はイケるかも!と錯覚させてくれます。2018/11/30
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】脚フェチなのに人魚姫に迫…
-
- 電子書籍
- 耽溺のススメ【マイクロ】(1) フラワ…
-
- 電子書籍
- ストレングス・スイッチ~子どもの「強み…
-
- 電子書籍
- ソード・ワールド2.0リプレイ 七剣刃…
-
- 電子書籍
- 梅原猛著作集9 三人の祖師 最澄・空海…