内容説明
創業間もないスタートアップ企業にお金を投じる「エンジェル投資」がいま、空前のブームとなっている。成功して大金を手に入れた若き起業家たちだけでなく、本田圭佑、田村淳、為末大など有名人も続々と参入し、サラリーマン投資家も増えている。スタートアップ企業を取り巻く「エコシステム」の急速な進化は、日本の産業界をどのように変えていくのだろうか。当事者たちの証言で描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shikada
16
スタートアップ企業に積極的な投資を行うエンジェル投資家、また近年の日本のエンジェル投資の実情を解説する一冊。やっていることは要するにハイリスクな投資なんだけれど、エンジェル投資家の活動は、金銭的な投資にとどまらない。IPOや会社売却などで資産を得た起業家が、自身の経験から得た知識を伝えたりして、ペイフォワードの精神で後輩を支援する文化がある。投資家と起業家の活動からは、単なる金儲けではなく、起業によって社会問題を解決したいという熱量が伝わってくる。2020/09/08
Yuichi Tomita
3
再読。本田圭佑は、生活費を除いて全てエンジェル投資にあてているそうな。エンジェル投資への情熱が凄い。 資金調達に苦労したことがない起業家も紹介されており、バブりかけていることがよくわかる。いつ終わってしまうのか、それとも終わらないのか。CVCや機関投資家は儲からないと分かったら、サーッといなくなるだろうから、そのときにどれだけの投資家が残っているか。 ベンチャー界隈は、今後も眼が離せません。2020/01/05
Yuichi Tomita
2
これは面白い。ベンチャー界隈の資金調達の温度感がよくわかる。投資家の数に対して起業家が少なく、日本のベンチャー企業は資金調達はしやすい環境にあるそうな。 文体が日経新聞っぽいと思ったら、元々日経の記者だったとのこと。2019/12/28
Sonic
0
エンジェル投資の実例が豊富です。2020/12/02
Go Extreme
0
シード→アーリー→ミドル→レイター→エグジット 自信満々→大半失敗 そこそこ自信→ほぼ失敗 ベーブルース効果:1つでホームラン 優先順位:人→アイデア→マーケット 頭の良さ・勇気=一流大学の中退者 表向:ペイフォワード・本音:承認欲求 ベンチャーキャピタル・2-20:運用額の2%=報酬管理・元本を越えた20%=成功報酬 リバースピッチ:企業家にプレゼン プロ<群衆の英知 クラウドファンディング:資金調達・市場調査・本業集中・ファン獲得 米国ユニコーン企業創業者:40代多い デカコーン:時価総額100億ドル2020/02/01