竹書房怪談文庫<br> 小田イ輔 実話怪談自選集 魔穴

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竹書房怪談文庫
小田イ輔 実話怪談自選集 魔穴

  • 著者名:小田イ輔【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2019/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801921276

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内容説明

異界のものを招き寄せる、希代の怪談蒐集家・小田イ輔
珠玉の恐怖を厳選し、書き下ろし4編を加えた自選ベスト怪談本!

異様で不可思議な話を引きつける希代の怪談蒐集家・小田イ輔の、
デビューから5年間にわたる恐怖の軌跡を纏め、書き下ろし怪異譚4篇を新たに加えた初の自選ベスト集!

金縛りに遭った体験者たちが語る、とある共通点と恐ろしい真実「金縛りに関して」、
何となく居心地が良かった場所にはおぞましい云われがあった「彼女の良い場所」、
帰省先の大きな木造家屋で微かに覚えた違和感は、怪奇現象となって襲い掛かる「齧るもの」ほか収録。

何気ない日常の裏側には、歪で昏い穴がぼっかりと大きな口を開けて、あなたを待っている……。

著者について
『FKB饗宴5』にてデビュー。
単著に『FKB怪幽録 奇の穴』、『FKB怪幽録 呪の穴』、「実話コレクション」シリーズ『厭怪談』『呪怪談』『忌怪談』『邪怪談』『憑怪談』、「怪談奇聞」シリーズ『祟リ食イ』『啜リ泣キ』『立チ腐レ』など。共著に「瞬殺怪談」シリーズ、「怪談四十九夜」シリーズ、『FKB殲・百物語』『獄・百物語』『怪談五色 死相』など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

244
小田イ輔さんの自薦傑作集ですね。ベストですが新鮮な気持ちで読めましたね。読み終えた感想としては例え怖さという面では十分ではなくても、一編一編に心に響く物が確かにあるという事ですね。著者の込めた強い思い入れに触れる意味でも大いに読む価値のある一冊だと思いますね。『ポックリ逝きたい』昭和50年代、Dさんが子供の頃に住んでいた村の辻のお堂にあった地蔵を、どこかの婆さんが「そろそろポックリ逝きたい」って手を合わせたら本当にポックリ逝っちまったという噂が村中に広まっていわゆる「ポックリ地蔵」に生まれ変わったという。2021/05/30

HANA

70
実話怪談集。この著者の本は最初から読んでいるんだけど、自選集まで出せるようになったかと感慨頻り。内容も派手さは無いものの、タイトル通り道にぽっかりと穴を見つけたような、そんな不安感溢れる作品ばかりで満足できる。特に「因果の行方」や「偶然と責任」「きづけばか」なんかの持つ怖いとはまた違うんだけど、もやもやした感じがいつまでも後を引く感覚、これなんか他の怪談ではまず味わえないものだと思う。他にも「時代は変わって」等の技巧を凝らした作品も目立って。こういう集成を読むとこれからも著者の活躍に期待したくなります。2020/02/11

さりぃ

19
#実話怪談 自選集 魔穴 #小田イ輔  自選集なので読んだことのあるものもあったが、 書き下ろしなのか読んだことのないものもあって良かった。 『滑り台にて』『雨を集めた日』『図書館の子供』 『在宅介護』『落下と思春期』『良い方の娘』 『その日の朝』『隠れさしてください』『家族の都合』 『ループ』『脱衣場』『齧るもの』 辺りが秀逸。怖かった。2020/02/07

まさや

13
#読了 #kindleunlimited 不思議な怖い話。オチがよく分からない話にリアリティを感じます。2020/08/07

山田

12
所々で「ん?ん?ん〜?」と、ページを前に戻して読み返す事が複数回。 とくに「偶然と責任」の編はよく理解できない。結局、彼は死んだのか?話者は彼が死んだ後に語ったのか?死ぬ前提で話しているのか? たまに屁理屈捏ねたような考察を加えた話もでてくる。 その中で好意的に感じたのは「時代は変わって」という一編。 連綿と続くイタコや巫女の説明が、現代を生きる女性に合わなくなってきているという、ある女性の怒りの手記。 「結婚したら怪異は気にならなくなりますよ」。なんだそれ?結婚したくない女性はどうなるんだ?2020/08/09

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