内容説明
中国人から見た、日本と日本人はこんなに不思議、そして面白い!
「日本の高級接待、この料理だけは勘弁してほしい」「冬、子どもに半ズボンを履かせるのは虐待では」「わが社の始業時間がわからない!」「テレビの中国特集、謎のテーマ曲の正体は」「日本の電車は、中国人にとって感動の宝庫」……。
ますます増え続ける在日、訪日中国人。彼らから見た日本や日本人の習慣、行動様式は謎だらけ。食べ物、働き方、人付き合い、社会、日本人の中国観など、何がどのように不思議に思われ、どこに苛立ちを覚え、また感動するのか。
中国取材経験の豊富なジャーナリストが、多くの中国人から話を聞き、その本音を分析。私たちが気づかない、本当の日本の姿を浮き彫りにする。グローバル化が進む時代、異文化ギャップとはどのようなものかがわかり、面白くて役に立つ異色のルポが誕生しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
23
中国人から見た日本人あるあると、日本人からみた中国人あるあるの好例が(食文化、仕事、人づき合い、社会、日本人の中国観の5章で)たくさん紹介されている。なるほどと頷くものが多いが、しかし作者自身が何度も言うように20年前や10年前はそうであっても、外の世界と触れる機会が飛躍的に増えた今の中国はだいぶ変わってきたという事例も数多く紹介している。でも、競争社会と和を貴ぶ社会の本質は変わっていないように思えるので、互いに違いを認め合えば良いのだが、容姿が似ている分だけ、その違いに強く違和感を感じてしまうのかも。2020/01/15
B.J.
16
●中国人は、中華料理の店には誘って欲しくない!食べたいのは中国料理。 →どうも、我々が外国で日本料理と称されて、カリフォルニア・ロールを食べさせられているような感覚らしい。2020/04/13
Tomomi Yazaki
15
これは、中国人の視線を通して日本を見つめ直し、日本の良し悪しを再確認するための本らしい。言葉が通じないのに漢字である程度意思の疎通ができるということが、他国から見たら驚異的らしい。そんな両国民は、似ているようで全く違う。まず驚いたのは、彼らが日本で食べる中華料理は最悪とのこと。日本で彼らを中華料理に招くのは止めるのが賢明だとか。まあ、日本人が海外の日本料理と称する物を食べるのと一緒か。それ以外にも我々と彼らは物の考え方や思いが全く異なる。奇しくもこの本でそれを知り、彼らとは心底付き合えない事も理解できた。2020/02/13
奈良 楓
12
・ 「なぜ中国人は財布を持たないのか」の著者の本。 ・ 全般基調は日本人好きな中国人に合わせた感じの文化論。 ・ しかし、仕事における日本人論は耳が痛いです。 ・ 中国はこね社会など、昔の、数年前でさえの中国人のイメージが今は当てはまらなくなっているということは印象的で、ステレオタイプに気を付けなければと思いました。2020/03/01
更夜
11
よくないのはこのタイトル。あくまでも著者の中島さんは長い中国と日本のビジネスや交友関係の中から、中国より、日本より、どちらかに偏る事ないように細心の注意を図っているように思います。中国、日本の違いを客観視しようとされています。一人の著者が広大な中国を全て知る事は無理ですが、日本の学生に中国のイメージを聞いたらネガティブななんとなくの悪いイメージしかなかったとのこと。いい悪いを言う前に知る、それが大事だと思います。「違い」を客観視する、その大事さを感じます。2020/02/28
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