宝島社文庫<br> ちょっと一杯のはずだったのに

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¥693
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宝島社文庫
ちょっと一杯のはずだったのに

  • 著者名:志駕晃【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 宝島社(2020/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784800285287

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内容説明

秋葉原FMの人気パーソナリティの西園寺沙也加が殺された。彼女に最後に会ったのは、ラジオディレクターで沙也加の恋人でもある矢嶋直弥だった。死体の首には、矢嶋が沙也加から貰ったものと同じネクタイが巻かれており、警察は矢嶋を疑う。矢嶋は否定するも、泥酔して記憶がない。さらに殺害トリックを暴けない警察からは「お前が作った密室現場の謎を解け!」と迫られ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

199
期待の新人・志駕晃さんの第2作なのですが、実は私は不覚にもこちらが最初の作品だろうと完全に勘違いしておりました。でも結論として大満足で面白く読み終えられましたし著者の人気の理由がよくわかりましたね。人気女性漫画家の西園寺沙也加が自宅マンションの一室で絞殺死体となって発見され現場は完全な密室で酔いつぶれて記憶を失くした恋人の矢嶋に嫌疑がかかるのだった。一昔前なら思いも寄らぬ現代的な密室トリックと好感の持てる名探偵と死者復活!の趣向が素晴らしく、サクサクと快調に読めて著者の天性の才能と魅力を強く感じましたね。2019/05/08

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

162
そうです。どハマりしてます志駕晃さん。4冊目。文章もとても整っていてスリルが存分に味わえる。密室トリックも面白いしそれがちゃんと理解できるように書かれている。あととにかくラストが切ない!名探偵は最後まで名探偵だったわけだ…。2019/09/13

utinopoti27

139
「スマホを落とした」作者が、今度は完全密室トリックに挑戦だ。つい飲み過ぎて記憶があやふやになったせいで、恋人を殺害した容疑をかけられてしまう主人公。身の潔白を証明するために密室現場の解明に挑むのですが・・。前作は落としたスマホが全ての元凶に繋がる設定で、それなりに緊迫感はあったけれど、今作では「ちょっと一杯」と殺人事件との関係が微妙。相変わらずノータリンな捜査、ありきたりのトリックに加え、ラジオ局時代の作者の経験を生かした見せ場も、必然性が???。チープさばかりが際立つ、色々と残念な作品でした。2019/02/12

mariya926

138
お酒の一杯で失敗した話かと思いましたが、なんと密室殺人事件の犯人にされてしまった話でした。もうこれに懲りてお酒は辞めて欲しいですね。スマホ殺人は関係があるけどお酒は下戸だから関係ないと思っていましたが、図書館にあったので借りてきました。お酒というよりは密室殺人事件メインだったので興味深く読めました。でも読み終わると色々疑問が…。被害者は殺してもらいたかったのかな?とも思います。やっぱりこの作家さんは一気読みさせる力があるので、残り一冊も図書館にリクエストしようと思います。2019/10/21

Kazuko Ohta

124
スマホを落として殺人鬼に狙われるのと、酔っぱらって殺人犯の容疑をかけられるのとどちらがマシか。冤罪は大変だけど、サイコパスに追われるのは凄く怖い。『スマホ』のほうが面白かったよなぁと思いつつ、軽くて速攻で読めるのは同じ。B級映画にありがちな誤字「貸りる」が出てきてテンションが下がり、ここは酒の力を借りようと、ちょっと1杯、いや2杯。そうしたら、トリックが明かされる肝心のところで酔っぱらってしまい、理解できず。やっぱり読み終わるまでは飲んだらあかん。なんだこの最後のいい感じは。グッときちゃったじゃあないか。2018/11/15

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