D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略

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D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略

  • ISBN:9784910063034

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内容説明

すべてがデジタル化するニューノーマルの時代に最も注目を集めるビジネスモデル「D2C」。
「そもそもD2Cって何」?といった素朴な疑問から、立ち上げの具体論までを網羅した入門書であり決定版。

単なる「中抜き」ではなく、顧客との関係性に不可逆の変化を起こすD2Cの本質がこれ一冊でわかる。

◆◆8刷出来ロングセラー◆◆

◎こんな人にオススメ

・D2Cという単語を最近よく聞くが、Amazonなどのオンラインショッピングとの違いがよくわからないという人
・ブランディング、マーケティングなど「人が何に価値を感じるか」全般に興味がある人
・小売、ブランド、マーケティングの未来が知りたい人
・旧態依然とした業態の「デジタルトランスフォーメーション」に興味がある人
・D2C型の新規事業を実際に検討している人
・ファッション業界、アパレル業界で新しいブランドを立ち上げたい人
・ノウハウだけではなく、「なぜ、今D2Cが受け入れられるのか」の社会的背景をきっちり理解したい人

◎D2Cとは何か
D2Cとは、顧客と直接つながり、より深い関係性を構築する新しいブランドのあり方のことである。
ウェブから商品を送る、単なる中抜きビジネスではない。

D2Cとは、世界観とストーリーテリングを武器とする、新しい競争優位の構築である。
伝統的なブランドのように、機能やモノのよさとだけを売りにしない。

D2Cはテック企業であり、メディア企業でもある。
単なるものづくりが得意なメーカーではない。

◎なぜ、投資家はD2Cに注目するのか
・投資家はテクノロジー産業に注目してきた。しかし、産業の規模は「非テクノロジー産業」のほうがはるかに大きい。
・巨大な「非テクノロジー産業」、特に小売は長らく旧態依然としたビジネスモデルを維持してきた。ここをテクノロジーでディスラプトするのがD2C
・小売産業は初期投資が重たく、また新興ブランドが指数関数的な成長を目指すのは難しかった。しかし、D2Cは、創業1~2年目で100億円を超える急成長も可能である。

D2Cとは、単なるいちビジネスモデルではない。ブランドと顧客の関係性を不可逆に変えてしまうほどのインパクトを持った「時代の象徴」だ。
将来的に、小売の歴史は、「D2C 以前」、「D2C 以降」と分類されて語られることになるだろう――。

目次
1 章 D2C が生んだパラダイムシフト
2 章 「機能」ではなく「世界観」を売る
3 章 「他人」ではなく「友人」に売る
4 章 D2Cの戦略論
5 章 D2Cを立ち上げる(スタートアップ、大手ブランド、大手小売)
6 章 D2Cの先にあるもの

目次

1 章 D2C が生んだパラダイムシフト
2 章 「機能」ではなく「世界観」を売る
3 章 「他人」ではなく「友人」に売る
4 章 D2Cの戦略論
5 章 D2Cを立ち上げる(スタートアップ、大手ブランド、大手小売)
6 章 D2Cの先にあるもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

142
おもしろかった。Direct to Consumerという、モノを卸売や小売を介さずにメーカーがテクノロジー(ネット販路やデータドリブン経営など)を通じて直接販売する手法がこれからは主流になっていくだろうという提言書。後半に述べられている通り、国土が狭くて流通網やインフラが整備されている日本だとまだ本格的にはならないかもしれないが、根底にある「世界観を売る」「プロダクトをコンテンツ化させる」というのはおもしろい。マーケティングの本の中では、言葉の説明をちゃんとして、比較的読みやすいのもよい。2020/02/03

vinlandmbit

47
D2Cを知る上でも良書と思います。単なる直接販売ではないブランド戦略や世界観を作る点など、旧来の流れに身を置いてきた立場としては新たな気づきが多いです。2020/03/06

ミライ

29
DtoC(Direct-to-Consumer)についてTakramディレクターの佐々木康裕さんが解説した一冊。DtoCについて知りたければこの一冊で事足りるくらいのレベルで、余すことなく語られる。これまでの物を売る手法である「広告を買ってプロモーションする」「中間業者を通して商品を売る」といったロジックをひっくり返し、「ストーリーテリング」と「データドリブン」を掛け合わせたモデルであるDtoCは、どの業界でも確実に伸びると思われるので、そのビジネスモデルを理解しておいて損はないと思う。2020/02/01

R

27
アメリカでにわかに注目を集めているD2Cという、新しい業態についての解説をした本でした。技術革新によって、小メーカーが顧客と密接な関係を作り、ダイレクトに販売を行うことができるようになったことを発端にして、新しい消費形態が生まれているというお話。商品を与えられて喜ぶということではなく、商品を買い使い所有している、その一連の経過に価値を見出す世の中になっていると感じた。昔からそうだったのかもしれないと思うと、この商業形態は正しいのかもしれないなんて思った2020/10/24

Hiroo Shimoda

9
デジタル以上にストーリー/世界観の構築が日系企業には難題か。もちろん各社とも創業理念のような価値観はあるが、顧客と共有する、共に歩むストーリーにはなってないんだよな。2020/08/11

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