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内容説明
今、まさに激動の時代。何が正しく、何が間違っているのか、確固たる歴史的視点なくしては、物事の本質を見誤りやすい。本書は、歴史に対する深い教養と鋭い洞察をもって知られる著者が、「騎馬型国家と農耕型国家」「愛憎の日米関係史」「腐敗の中の指導者論」など、広範なテーマにわたって日本の歴史に一貫して流れる伝統精神を探り、普遍的で本質的な真の価値とは何かを解き明かす。時代の推移とともに、ますます輝きを放つ評論集である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイキ
3
古今和歌集の仮名序に、「歌のちゝはゝのやうにてぞ、(て)ならふ人のはじめにも」されたという、「なにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはな」という歌が、『論語』等を日本に伝えた、外国人である王仁によって詠まれた(とされる)ものであるという驚異。その驚きは、仮名序を初めて読んだ時から私の中にあったものですが、渡部さんのこの本によって、漸くに共感を得ることが出来ました。小泉八雲との関係や日本文化の研究・批判で知られるB・H・チェンバレンが、見事な短歌を日本語で遺していることが想起されました。2020/04/29
めっかち
2
所収されてるのはほとんど半世紀近く前に書かれたもの。が、どうして、令和の今日でも全く色褪せない! 最近の論壇誌だと、こういう深い論考は余り読めないよなぁ……。本書のテーマとして一貫してるのは、正義への懐疑であり、適当な腐敗の肯定である。これと合わせて、渡部先生の初期三部作と言われる『腐敗の時代』、『文科の時代』も読みたいな。原稿を聞き書きするようになった晩年の作品と違い、渡部昇一の筆力を味わうことのできる作品、2025/04/08
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