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内容説明
PRもしないのに連日満員、いまや観客動員が年間300万人を超えた宝塚歌劇団。必勝のビジネスモデルとは何か。なぜ「男役」スターに大人女子たちが群がるのか。ファンクラブの実態は? 歌劇団の元支配人が五つの謎を解き隆盛の真実に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いぬたち
3
宝塚元支配人が上梓した本。年間公演1000回以上ありそのほぼ全てが満席となる宝塚歌劇団についての解説であるが一番驚いたのがファンクラブに関する記述。それは各役者(ほぼ男役)ごとに自然発生的に組織され数十はあるとのこと。その構成員(ほぼ有閑マダム)はグッズを買ったり舞台の集客を行ったりボディガード(!?)も行うようだ。コアなファンが多いので統率力も高いが何故そこまで頑張るかというと宝塚スタッフに応援している男役は人気があるんだよ!より良い役チョイスしてね!という意味らしい…マジか…w2019/12/19
tokumei17794691
2
・タカラヅカには、「鉄道会社・阪急電鉄系の劇団」ぐらいの認識しかなかった。その程度の無知な私が読んでも、サッと読めた簡潔さは良かった。ただもう少し、裏方さんのエピソードがあれば良かったかな? との感じもある。・「第二章」の阪急電鉄創始者・小林一三の話は、鉄道好きからすると、面白かった。特に、歌劇団初期の頃は、小林自身がが脚本を書いていたことに驚いた。鉄道会社経営ゲーム『A列車で行こう』の副読本としても読める一冊(実際、タカラヅカについてある程度知ったのは『A列車で行こう5』の公式攻略本)。2022/05/19
もか
2
運営側の手のひらで転がされてるファンとしては「そうだよね」と常に感じていることが本にまとめられているという感じ。全国ツアーの裏側は面白かった。実在のスターの名前出すにしては偏りがあるような…(L)2022/02/02
Eri
2
タイトルに惹かれたものの、それほど【謎】でもなかったような…… どうしてブロードウェイのようにロングランをやらないのかなどは、知らない人からしたら謎がかもしれないけれど、いつまでも辞めないトップさんがいることになるなんて考えられない!! 前ツの移動の話は面白かった。 「男役10年」の話に絡めて、天海さんの就任時期に触れ、ちえちゃん(柚希礼音)でさえ研11だったと書かれているのに、珠城さんのことはスルーかよ!と思ったわ。2020/11/07
アネモネ
2
非公式ファンクラブの統率力に驚く。半端ないお金や時間を推しのジェンヌさんに捧げる代表さんをはじめ幹部さんの日常、いかにして幹部になれるのか、いつからご奉仕生活が始まったのか。そこのリアルを知りたい。元代表(幹部)の自叙伝が出ないかな?2020/05/11