スバル――ヒコーキ野郎が作ったクルマ

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader

スバル――ヒコーキ野郎が作ったクルマ

  • 著者名:野地秩嘉【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • プレジデント社(2019/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833423519

ファイル: /

内容説明

【内容紹介】
小澤征爾がヨーロッパ横断したラビットスクーター、日本最古の人気国民車「スバル360」、スバリストが愛するレガシィと四輪駆動と水平対向エンジン、国内でも大人気のレヴォーグ、アメリカで高評価のアウトバック、最新安全技術のアイサイト……原点はすべて「中島飛行機」にあった。

【目次抜粋】
プロローグ
第一章 富嶽
第二章 ラビットスクーター
第三章 スバル360
第四章 水平対向エンジン
第五章 四輪駆動
第六章 田島と川合
第七章 業界の嵐
第八章 アメリカ
第九章 マリー技師の教え
第十章 LOVE
第十一章 アメリカも変わった
第十二章 百瀬晋六の言葉
長いあとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かずー

86
スバルの車に乗り替えたのでスバルの歴史について勉強してみた。最初は軍用機を製造していたのでしばらく戦時中の話が続く。早く車の話にならないかと思っていたが、戦時中のことが重要で後に繋がっていく。スクーター、軽四、水平対向エンジン、四駆と続く辺りから面白くなってくる。技術力はあるが販売力がないので売上が上がらない、残念である。スバル車の安全性が高いのは飛行機を作っていたノウハウがあるから。社名が富士重工からスバルに変わったのは2017年なんですね。もっと前かと思っていたが意外と最近のことであった。2021/02/18

あすなろ

75
スバルと言えば中島飛行機・独自技術のイメージ。そして、資本関係と興銀に翻弄された企業というイメージか。あまり詳らかにされて来なかった中島飛行機時代から富士重工時代。これら全てを知ることが出来る。但し紛うことなく。決してマニアの本ではない。上手い読み物に野地氏は仕立てている。中島飛行機からプリンスと富士重工は出現した。三菱を凌駕していたこの飛行機屋の技術がなければこれらの会社はなかったと言っていい。こうした会社があるということをもっと知って欲しい。この2社は本来日本のBMWになれる素質のあった会社だったのだ2020/06/14

Garfield

16
★★★☆☆☆☆ 今の車を直ぐに乗り換える予定はないが、次の車が人生最後の車かも(1台を長く乗るタイプ)と思うと、何にするか今からじっくり考えたくなる。今まで乗った4社でおかわりしたいのがスバル。そんな訳で、時々楽しむ航空系図書の読書も兼ねて書見。日本の戦闘機はゼロ戦のように乗員保護艤装がほぼ皆無と思っていたが、隼に代表される中島飛行機製戦闘機はそうでなかったと本書で知った。乗員こそ財産、生還してくれれば機体の改善ができるという基本思想だったそうだ。中島飛行機以来の安全思想がアイサイトにも受け継がれている。2024/02/01

スプリント

12
中島飛行機から富士重工、そしてスバルへ 創業の志は今のスバルに残っているのか。 2020/06/28

俊毅安村

7
戦前の中島飛行機の時代から、乗員保護を考えて防弾性能を込みに飛行機を作る発想は、零戦を作った某メーカーとはだいぶ違いますね。 戦後は、バスやスクーターから始まり、伝説の名車スバル360を作る過程を知ることができます。そんな中で、4WDの技術を顧客の要望から発展させ、レガシィやインプレッサにつなげてきた粘り強さには、驚嘆します。 しかし、技術系に資金を投下してから、花が咲くまでの時間の長さは、経営陣の評価の難しさにつながるなとかんじました。2019/12/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14847398
  • ご注意事項