内容説明
世界的大富豪トラヴィス家の一人娘ヘイヴンは、兄の盛大な結婚披露宴に出席していた。恋人の後ろ姿を見つけ、あとを追って入ったワインセラーの暗闇で交わしたキスは、今まで経験したことがないほど甘く熱く…実は、見知らぬ男性の背中を恋人と勘違いしていたのだ。そして彼こそは、花嫁の幼なじみで、兄の事業を妨害した一族の宿敵ハーディだった。2人は一瞬で惹かれあったが、ヘイヴンは兄たちの式が終わったら、父に結婚を反対され続けてきた恋人と駆け落ちすると決めていて…。『夢を見ること』のもう一人のヒーロー、ハーディが再び登場!ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー、パブリッシャーズ、ウィークリーのセールスランキングでトップ10入りを果たした超話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
や~時々読みたくなるロマンスなんです。富豪家族の一人娘だけれど、いやだからこそ少々歪んだ環境で生きてきた女子が、父の望まぬ結婚で勘当され、DVを受け、身近の支えを失って男性恐怖症になる前半に(こういう親になってはいけない!)やっぱいつでも帰れる場を作ってやらんとなあ。後半は男子が怒涛の情熱で彼女を(言葉は悪いけど)釣り上げるのがかわいい。立ち上がる勇気を持ちたいなあ、と思うときに読みたくなるロマンスです。2017/07/24
菫子
24
トラヴィス家2作目(原題 Blue-Eyed Devil)。DVやパワハラについて緻密な描写がある反面でその問題点を深く掘り下げていない(現実にはそう簡単に逃げ出せないしゲイジやジャックみたいな権力ある兄もいないのが普通)ということに複雑な気持ちになり最初のほうは読書を楽しめなかったのですが…!ハーディと再会した途端にそんな気持ちは吹っ飛びました!!リサクレイパスお得意の成り上がり系ヒーローの中でもダントツの格好良さ。青に青を重ねたような瞳を持つハーディの→ 2018/01/05
たまきら
23
何回も読み返しているロマンスです。一途な男子と、辛い経験で男性が怖い女子がゆっくりと関係を進めていくところが本当に好き。2016/11/11
イヴ@乗馬に夢中
17
トラヴィス家2.トラヴィス家末娘ヘイヴン×と前作で登場したハーディ。ちょっと前半はきつかったし、読んでて辛かった。結婚してDV,,分かれる直前の凄まじい暴力とレイプ、ニックが許せなかった。そして、新しい勤め先での上司からのパワハラ、トラウマ。。ハーディが優しくて、自身の父の問題もあったけど二人で乗り越えてよかった。この二人はイブロクのように凄まじい過去を経験からきっと、強い絆で結ばれると思う。リサクレはヒストリカルだけじゃなく、現実的な作品も書けるので本当にすごいと思った。2018/04/13
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
13
トラヴィス家シリーズ② ①のあの男性と、トラヴィス家末妹の組み合わせなんて思いもつかなかった。ワクワクして読んだ。キュンキュン、ウルウル、ハラハラ、サイコーだった。今回も、トラヴィスパパ、やってくれました(。•̀ᴗ-)✧2022/02/23