内容説明
「バウハウス」を知っていますか? 2019年はバウハウス創立100周年。バウハウスなくして、アート・建築・デザインは語れません。本書はバウハウス・デッサウ財団による、初の入門絵本です。
ドイツ郊外に住むロッテとマックスのきょうだいが、建築家の父と一緒にデッサウを訪れ、バウハウス校舎を見学しながら様々な質問をし、父が一つ一つ丁寧に答えていきます。
バウハウス工房って何だったの?/どうしてバウハウスには曲線の飾りがないの?/どうして白いの?/どうしてデッサウに建っているの? といった造形的なことや歴史的背景に関するものから、バウハウスってIKEAにもあるの?/どうして今でもこんなにたくさんの人がここにやって来るの? といった現在に至ることまで、質問は50個。バウハウスの理念や当時の様子、バウハウス製品の特長も楽しく学ぶことができます。カラフルでおしゃれなイラストにも、バウハウスの秘密がたくさん隠れています。
ユネスコ世界文化遺産にも指定されているバウハウスのことが、この1冊でよくわかる! 巻末に人名解説と用語解説、バウハウス年譜付き。磯崎新氏、深澤直人氏推薦!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sofia
41
絵本なんだけど、わかりやすく説明しているのだけど、結局、やっぱりちょっと難しい。2020/01/16
ツキノ
11
(E-86)バウハウスについてこの絵本で初めて知る。100周年の昨年、雑誌などでも様々な特集が組まれていた模様。近代建築の巨匠だというヴァルター・グロピウスが芸術と技術との新たな統合を目指し設立したバウハウス。この絵本では「建築家と芸術家、デザイナーのための学校」と説明。ロッタとマックスのきょうだいが父親に質問をし、そこ答えがバウハウスを知る手掛かりになる。バウハウス・デッサウ財団は、バウハウスが14年しか存在しなかったのに、なぜ今でもこんなに重要なのかという問題の取り組んでいるという。2020/04/13
takizawa
5
バウハウス・デッサウ財団編集の絵本の翻訳版。バウハウスの歴史やバウホイスラーたちがどんな暮らしをしていたかが分かりやすく書いてあるのでバウハウス入門に良いかも。陸屋根のある立方体状の白い家、S字フォルムのキャンティレバーチェア、IKEAのようにパーツに分かれた状態で家具を買って自分で組み立てる方式などバウハウスの発想は実は私たちの日常生活にも根付いている。バウハウスに着想を得ているものを探すことはすごく面白いし、こういうことを知っておくと人生が豊かになりそう。バウハウスは泊まれるらしいのでいつか行きたい。2020/10/31
ganesha
4
バウハウスに関しての50の質問にやさしく答えた子ども向け絵本。バウハウス校舎、いつか泊まってみたい。2022/03/10
tori
4
隈研吾『点・線・面』でバウハウスが少し取り上げられていて、そういえばアートが盛んな学校くらいのイメージしか持ってないなと思い読んでみる。子供からの質問に答えるQ&Aの形式を取っており読みやすく、またバウハウスの建物そのものに関する質問が多かったので、読後実際に訪問してみたくなった(なんと宿泊もできるらしく、ぜひやってみたい)。現代でも通用するこの建物が、100年前のものだということに改めて感心するとともに、建築様式の変遷は生物進化と同じく断続平衡的に起こるのかもしれないと思った。2020/05/24
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