内容説明
田中（角栄）が倒れても、多くのミニ田中たちが政治を壟断（ろうだん）し、エゴの横車を押している時、「公」の意味を代弁すべき官僚たちは、ただ、それに屈服しているだけなのか。「官」と「民」の新しいあり方を求めて現代日本の官僚たちの「論理」と「心理」に迫ってみた――「あとがき」より。具体的事例で迫る「お役所」の実態！
感想・レビュー
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Daaaa
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古本屋で購入。いやはや、昔の官僚の酷さたるや、唖然とさせられる（もちろん、佐橋滋さんみたいな例外もあるが）。官僚の組織維持的、守旧的な体質が引き起こす矛盾や、繰り返される天下りの問題を生々しく描いている。そうした問題が広く世間に知れ渡っていたにも関わらず、東大生はこぞって官僚となることを目指し、それが叶った日には、家族・親戚が総出でお祝いをしていたという。皆の自己矛盾が循環して、結果現状が正当化されるという、何とも気持ち悪い現象があったものである。2017/05/05
