アイ・アム・ザット 私は在る

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アイ・アム・ザット 私は在る

  • ISBN:9784931449701

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内容説明

覚醒の巨星、本邦初訳!

ラマナ・マハルシの「私は誰か?」に対する究極の答えがここにある

あなたはただ世界という夢を見ているだけだ



1973年の初版以来、現代随一の聖典と絶賛され、読み継がれてきたニサルガダッタ・マハラジの対話集です。

本書が火付け役となって、世界中からあらゆる宗派の探求者、大勢のラマナ・マハルシの帰依者たちが、大都市ボンベイ(現ムンバイ)の貧しい地区にある、ニサルガダッタ・マハラジのつつましい住まいに押し寄せました。

聖典から引用することなく、当意即妙に、直接純粋意識の源から湧き上がる言葉で真髄を語る彼の教えは、現代に生きるウパニシャッドと謳われました。世界中の、真摯に真理の探究者たちの間でバイブル的な地位を築いてきた、彼の教えが不滅であることを示す対話の記録がここにあります。

彼はあなたが世界と「私は在る」の本性を見ることを助けます。彼は私たちが誠実に、強烈な集中をもって身体とマインドの働きを学ぶよう駆りたて、それによって私たちが身体でもマインドでもないことを認識し、それらを捨て去ることができるように、それがあなたの住処となり、それ以外何も存在しなくなるまで、何度も何度も「私は在る」へと戻ってくるように提案します。「私は在る」というひとつの限界としての自我が消え去るまで。



探求者とは自分自身を探している人だ



「私は誰か?」以外のすべての質問を放棄しなさい

結局、あなたが確信できる唯一の事実とはあなたは在るということだけだ

「私は在る」は確かだ

「私はこれだ」は確かではない

真実のあなたとは何なのか

それを見いだすために努めなさい

あなたが何なのかを知るためにあなたが何ではないかを知りなさい

あなたではないものすべてを発見しなさい

身体、感情、思考、時間、空間、あれやこれ・・・具象であれ、抽象であれ、あなたに知覚できるものはあなたではない

知覚するという行為そのものが、あなたの知覚するものがあなたではないことを示している

マインドのレベルにおいてはあなたは否定的言語によってしか描写できない

ということをより明確に理解するほどあなたの探求はより早く終焉を迎える

そして、あなたが無限の存在であることを悟るのだ



シュリー・ニサルガダッタ・マハラジ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柳瀬敬二

10
原書。悟りを開いたグル、マハラジとの対談集。心の安寧を求めてさまよい続けてきた質問者に対して、マハラジはただ一つの行為、自己存在の感覚を自らの内に見出すことが悟りに繋がると説く。「私」とは身体でも心でもない。我々が見ている世界は欲望と恐れで掻き乱される心が映し出す鏡であり、真の世界の姿とは程遠い。周囲を取り巻く虚構を全て取り払ったとき、私達は喜怒哀楽を超えた至福"bliss"に辿り着く。東洋哲学らしく、方法論はない。ただ師の言葉を信じ、内省を重ねることでやがてその経験が訪れる。2017/04/17

kanaoka 57

7
「私は在る」だけを頼りに生を探求することが説かれる。私が見ている全ては非実在に属しており、ただ「私は在る」だけが手掛かりとなる。非実在における、この幸福は、いずれ過ぎ去る、苦と苦の狭間に生じる、儚い、現象でしかない。2019/05/06

放蕩長男

7
インドの聖人と、欧米人の質問者による対談集です。人間は、自分のことを「〜ではない」という、否定の積み重ねでしか表せられない、という哲学的な考え方は、太古の哲人ヤージュニャヴァルキヤから連なる考え方で、ヒンズー教と仏教の根幹です。私自身も勉強中です。2017/08/12

無能なガラス屋

6
「自分自身を見いだそうとする衝動は、あなたに用意ができたことのしるしなのだ。衝動はいつも内面からやってくる。時節が調うまでは、全身全霊で真我の探究をするための欲望や強さを得ることもないだろう。」2023/11/27

A.I - Transition

4
簡単に言うと悟った人が、心的指導を求めて訪ねてきた人にいろいろ質問されて淡々と答えているという問答集である。この本を読むにはある程度精神世界や哲学の本を読んでいないと読み終えることができないだろう。自分も読んでいるうちに眠りに落ちそうになったりと苦労して読み終えた。一度目の読後感としては、精神世界の本に書いてあるエッセンシャルな事柄が自分の言葉として自信を持って揺るぐ事なく質問に答える事ができるなー、よくここまでの境地にたどり着く事ができたなーとマハラジ氏にただただ感心した。また読み直したい。2014/11/02

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