日本経済新聞出版<br> リブラの正体 GAFAは通貨を支配するのか?

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader

日本経済新聞出版
リブラの正体 GAFAは通貨を支配するのか?

  • 著者名:リブラ研究会【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2019/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532358426

ファイル: /

内容説明

★経済・金融規制・テクノロジーなどリブラの全論点が分かる決定版

★エコノミスト、弁護士、エンジニアなど専門家が、「リブラ」プロジェクトの行方を徹底分析

★著者は、経済の専門家だけではなく、金融に精通した弁護士やエンジニアも!

■「はじめに」より一部抜粋
2019年10月14日のリブラ協会の設立に際し、マスターカード、ビザ、ペイパルは前述の規制当局の反応をもとに参加を見合わせました。
そして、その数日後に米国ワシントンで開催されたG20財務大臣・中央銀行総裁会議では、各国は当面の間リブラを認めない方向で合意されました。
これにより、リブラプロジェクトの実施は相当な遅延が見込まれています。

他方で、リブラの関係者による「必要な認可を取得しない限りリブラを発行しない」との言葉を信じれば、
グローバル・ステーブルコインが全面的に禁止される事態にでもならない限り、
当初の予定より時間がかかったとしても最終的には必要な認可を受けてリブラを発行することは不可能ではないと思います。

もっとも、リブラに対しては高度な規制が課される見込みのため、仮にリブラを実際に発行できたとしても、
当初の想定にあるような利便性が高く世界中の誰もが利用することのできる決済サービスとしてどこまで普及するかは未知数です。


■リブラ研究会
福島 良典 (㈱LayerX CEO)
落合 孝文 (渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士)
唐鎌 大輔 (㈱みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト)
鈴木 由里 (渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士)
森下 哲郎 (上智大学法科大学院 教授)
楠 正憲 (JDD㈱ CTO)
増田 剛 (㈱ブロックチェーンハブ COO)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
フェイスブックがこの題名にあるような通貨を発行する、ということで全世界の中央金融機関の物議をかもしています。かなり影響は大きいということでしたが、今年に入って当初よりもそのモデル内容が後退したということがいわれています。この本では、その課題や問題点を7人のそれぞれの分野における識者が論じています。いままで経済週刊誌くらいでしか目に触れていなかったのですがまとめて読むと勉強になりました。2020/04/23

ミライ

35
フェイスブックが2020年に公開を予定しているステーブルコイン「libla(リブラ)」について、フェイスブックの狙い、リブラの仕組み・規制・法的問題からリブラがマクロ経済にもたらす影響までを弁護士・エコノミストが解説した一冊。思ったよりも規制や法的問題が多く、なかなか実現は難しいようだが、フェイスブック以外の他社もリブラのような ブロックチェーン仮想通貨事業に参入するようなニュースが結構あり、今後自分の生活にも直結しそうな分野なので、引き続き動向は追っていきたいと思った。2019/12/14

ken5scal

3
「リブラ 可読性、脅威、信認」が経済的立場からの俯瞰的な書物であれば、こちらはリブラの目的、仕組み、該枠、経済、既存ステークホルダーへの影響、規制や法における課題などをざっくり把握できる。特に法系はいわゆるAMLだけでなく、私法と公法の見解があり学びになった2019/12/05

Defricheur

3
Facebookがリードする仮想通貨プロジェクト「リブラ」の正体を解きほぐそうとする試み。リブラの真のインパクトはどこにあるのか,ビジネス・金融経済・法規制・テクノロジーの諸観点から分かりやすく,かつ本質的な解説が並ぶ。少しでもリブラ,仮想通貨,ブロックチェーンに関心があるなら必読の書。2019/12/03

mrasd212

2
リブラについて、色んな側面から分かりやすくコンパクトにまとめられている。法的、技術的、マクロ経済的問題点等。良著。2020/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14813140
  • ご注意事項