内容説明
未来からやってきたＡＩクロノスの情報によりオオカミ型異星種族ソーガの猛攻をかろうじてしのぎ、シャイローは地球防衛に成功した。だが、被害も甚大だった！副司令官のアイスマンをはじめ、多数のＡＩを失ったのだ。しかも、敵は次々に大艦隊を送りこんでくる。事態を憂慮したワルキューレは、敵を殲滅するため、ＡＩたちを乗せた巨大なタイムマシン専用艦の建造を開始するが……壮大なスケールの戦争ＳＦ、堂々完結！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべよしお
19
まぁ、とりあえず完結しました。こういう話というかこういうＢ級ＳＦは嫌いじゃないんだけど、このタイムマシンの使い方はどうかな？いつでも、なんでもチャラにできるのなら、すべてがどうでもよくなってしまうよなぁ。作者も話をまとめるのに苦労したことでしょう。2019/12/14
もち
18
「おたがい、言うべきことはすべて言いました」◆防衛戦の直前に、突如飛来した小型戦闘艇。未来から来たAIクロノスの提案に従い、シャイローは絶対不利の戦況を覆していく。それでも、敵は強大だった。後のない人類たちは、究極の戦略的イカサマに生存を託す。■忠誠を貫くAI、凄絶な作戦に臨む人類、寄り添い合う恋人たち、知略に満ちた艦隊戦、超展開に次ぐ超展開。全てに惚れ込んだ。宇宙と時間と空間と知能と信念と愛で彩られた、大作SFでしか味わえない感動。2019/12/18
SINKEN
11
【総評】★☆☆☆☆【感想】なんでそうなった、、、？ちょっと展開に着いていけなくなって後半は殆ど流し読み。あんまりタイムトラベルが活かされてないのがどうも納得いかん。フレンドリー族の言ってる事もなんか矛盾してるし。いい形での結末を期待していただけに非常に残念。2020/02/09
ひさか
8
The Synchronicity War. Part4 として米国で2014年6月に出版されたものの翻訳を2019年12月ハヤカワSF文庫から刊行。シリーズ4作目。最後まで、ハラハラドキドキな展開で、楽しめました。良くできたお話で満足しました。2020/11/14
Abercrombie
6
ひどい最終巻。戦局が詰んだら、時空通信かタイムマシンで新しいタイムラインに移ってやり直すの繰り返し。憎たらしい異星人たちとの戦いにはなんの決着もつかず、ただただAI讚美に終わる。ややこしいストーリーをうんざりしながら追った結末がこれか！ がっかりだ。2020/01/14
