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内容説明
「僕は毎日、この古典に叱られています」(著者)――
中国は唐の2代皇帝・太宗による統治(貞観時代の政治)の要諦が凝縮された『貞観政要』。
クビライ、徳川家康、北条政子、明治天皇……と時代を超えて、世界最高のリーダー論として読み継がれている古典である。
本書では、稀代の読書家であり、『貞観政要』を座右の書にする著者が、その内容とポイントを、具体的に解説。
全組織人、必読の中国古典。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
91
唐二代皇帝の李世民・太宗が明君の要諦をまとめた『貞観政要』を出口さんが解説する本書。マネジャー必読のリーダー論と納得。自分の理想とするリーダー像とも合致した。特に勉強になったのは「理想を演じ続けた人が本物になる」「部下の小言(諫言)を聞き続ける重要性を知る」「有能なかつての敵を側近として登用する」の3つ。ここまで組織に忠義を尽くして、機能としてマネジメントに徹する胆力は、まだ自分は身に着けられていないと感じた。2022/12/16
esop
66
ライフネット生命の創業者、出口さんによる著作。 膨大な知識量の出口さんが座右の書にしているのが貞観政要である。 唐の2代目皇帝、太宗李世民によるリーダー論が詰まった名著を、出口さんの言葉でわかりやすく綴られる。 3つの鏡(自分の表情や状況、歴史、第三者による厳しい意見を知る)をもつことはリーダーには不可欠らしい。 目から鱗は ・リーダーは自分にとって都合の悪いことを言ってくれる部下をそばに置くべきこと(魏徴のような) ・初心を忘れないこと ・部下の叱責は×感情論○信賞必罰 ・人は適材適所に配置すること2025/04/17
けやき
45
リーダー論。諫言してくれる人の重要性がよく分かった。2020/12/10
ワッピー
37
出口氏の「貞観政要」ガイド。ご自分の経験に照らし合わせて、平明に書かれた組織論・リーダー論です。自分の器の程度や自らの弱さを自覚していたからこそ、ここまで徹底して部下に諫言させる仕組みに拘り、自ら諫言の督促までした太宗の人間的魅力も伝わってきます。トップと言えど、一人の人間、一人分の器などたかが知れていて、その器以上に組織が大きくなることはないと喝破、いっそ新しいものを入れらるようにトップは自らを空にしてしまおうという徹底した役割・機能論も清々しい。歴史に学ぶとはこういうことかと、あらためて納得しました。2020/06/11
とある内科医
31
出口さんのファンでありながら、通読に随分と時間がかかってしまった。貞観政要にきちんと向き合うのがこわかったというのも理由の一つ。出口さんの考えもバランス良く含まれており、腹落ちすることばかり。リーダーの役割が増えつつある自分は太宗の視点で読んだが、諫言を繰り返す魏徴の立場で読むのも興味深いかも…普通は怒られるはず。能力評価はもっともな発想だが、基準の設定は描かれているのだろうか?出口さんの解説を胸に、講談社学術文庫の全訳へ進んでみる予定。2022/11/14
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