内容説明
2019年11月24日の最終公演をもって宝塚歌劇団を引退する花組トップスターの明日海りお。宝塚歌劇100周年の2014年から、宝塚を代表するトップスターとして華やかに宝塚歌劇を牽引してきた明日海りおの魅力とは何か。多くの人気タカラジェンヌを輩出した89期生として、同期である雪組トップスターの望海風斗、元星組トップ娘役の夢咲ねね、元月組男役の美弥るりか、元星組の七海ひろき、壱城あずさ、専科男役の凪七瑠海などの仲間たちと歩んできた時代(宝塚音楽学校入学前から宝塚歌劇団退団まで)を振り返り、トップスターの魅力を徹底分析、稀代のタカラジェンヌの秘密に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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3
今の95期同様に時代を彩った89期。宝塚にはまり出して最初に覚えたのがこの辺りのスターさん達だったので、最近は退団が続き寂しい限り。生で観劇したのはメサイアからなので月組時代のことはよく知らなかったが、役替りや準トップなど負担が大きかったことだろう。美しく儚げで、でも喋るとぽわぽわしていて、あの華奢な身体のどこにそんなエネルギーがあるのかと思うくらい歌・芝居・ダンス何でも出来る人。今後の活躍も楽しみ。朝ドラ観るぞ。2020/10/18
KUMAPON
2
こういう便乗本的なものには手を出すまいと思っていたのに…まさか地元の図書館に置いているとは思わずつい手に取ってしまった。89期や歴代のジェンヌさんなどのエピソードが豊富で予想外に楽しめたが、筆者の個人的な意見に関しては「そういう考え方もあるよね」くらいに軽く受け流すのが吉というものだろう(自分の愛が重すぎることは自覚しております)。ああ、もういくつ寝ると『ガイズ&ドールズ』…😌2022/05/15
ポラオ
1
●後付けの考察で出身地や初観劇作品から歴史を読み解こうとするよりも本人に直接インタビューしたら?と言いたくなる。推しを上げるための贔屓目本なんだから、変に格調高い文章で何かしらの権威っぽくしようとせずに、情熱溢れるヲタラブレターの方が読者には響いたと思う。推されメンヲタク特有の他の生徒をナチュラルに下に見る感じが鼻についた。個人ブログならそれなりに興味深く読めただろうが。2023/11/06
masakinoko7232
1
ファン歴半年ほどの私。多少の知識はもちろんいれて読んだ。とても面白い。この本を手に取る方はもちろん明日海りおさんを知っているはずで、他の周りの方の情報の前知識はおそらく、ないと読みづらいと思う。演目の情報はCASANOVAのみ見たことがあったので、とても勉強になった。作者の好みの演目を見てみて、合致すれば柚希礼音論も読もうと思う。2023/01/03
レイ
1
ドラマチックな人生。何か一つでも条件が違っていれば全く違った「今」があったんだろう。人生において、タイミング、運も大切なんだと思わされた。 そして、宝塚の魅力に気付いたのが最近だったために、89期の宝塚での活躍は殆ど観ることができなかったのが改めて悔やまれる。95期ものちのち伝説になりそうな予感がする。今のうちに目に焼き付けておきたい。2022/03/03