集英社文庫 友の墓の上で 怪異名所巡り８

著者名：赤川次郎【著】

集英社（2019/12発売）

• ISBN：9784087440324

内容説明

弱小すずめバスの「幽霊ツアー」。霊感バスガイド・町田藍が、幽霊と話せる能力を使って怪事件を解決していく。筒見社長や女子高生の真由美など、お馴染みの面々も登場のシリーズ第八弾!!　町田藍は、エリートサラリーマンの元木から「親友を偲ぶバスツアーをしてくれないか」という奇妙な依頼を受ける。彼の親友の根本は、妻子を残して自殺をしていた――「友の墓の上で」。ほか全六編。

目次

友の墓の上で
人のふり見て……
乙女の祈りは永遠に
地の果てに行く
殺意がひとり歩きする
夢は泡に溶けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[一華]

赤川作品の好きなシリーズ。今回は真由美ちゃんが大活躍？…も、悲しいお話が多かったかな…もっと、弱小「すずめバス」の藍と君原コンビの活躍を期待します。

2019/10/29

[たぁ。]

最近の赤川先生の作品の中で好きなシリーズ。今回は、死んでしまって終わり、という話も少なくて、読後感もすっきり。

2022/07/22

[くろねこ]

安定のやつ😇　もはやツアー感はあんまりなくなって、ただ単に心霊絡みの事件に藍たちが首を突っ込んでるだけになってる感もあるけどw 赤川作品はあっさり人が死ぬからあんまり感慨は無いんだけど、今回はSPの事件がなかなか胸糞でした🤬

2019/10/20

[Kana]

こちらも楽しみにしているシリーズ。弱小「すずめバス」のバスガイドの藍のシリーズも8作目。幽霊と話せるバスガイドということで幽霊に出会うツアーを担当している。今回もさまざまな幽霊が登場したが悲しい話が多かった。

2019/10/24

[白雪ちょこ]

幽霊バスツアーの新作。 前のシリーズとは違い、短編集が詰まっているため、あまりにも淡々としており拍子抜けしてしまうオチなどもあった。 一冊まとめての長編の方が、物語には入りやすくいいかもしれないが、少々物足りない。そしてオルゴールの話では、まあまあグロテスクな表現もあるため、苦手な人は注意。 今後も、主人公の彼女の活躍を見守っていきたい。