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内容説明
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サブ4以上を本気で目指す人のラン本。
26年ぶりに筑波大学を箱根駅伝本大会に導いた監督の最新刊!
自己ベスト更新に悩む中級ランナーのための指南書!
「練習しても記録が伸びない」
「そもそも仕事が忙しくて走る時間が限られている」
「今の走りの何が悪いのかわからない」
「レース前の効果的な練習方法に迷っている」
・・・・・そんな悩める中級ランナーに向け、
2015年から母校 筑波大学陸上競技部男子駅伝監督を担う弘山勉氏が
最新の科学的トレーニング理論と実践的な練習方法を教えます。
注目すべき点は、本書の構成。
サブ4以上の中上級ランナー300人以上にアンケート調査を実施。
その結果、もっとも多かった「今のフォームに満足していない」という答えを受け、
これまで研究されてきた一般的なデータや、五輪に3度出場を果たした選手を指導してきた著者の経験則から導き出した分析やメソッドをもとに、
常識をひっくり返す驚きのフォーム理論を展開。
ページのほとんどを、超効率的ベストな一歩をつくるためのヒントで満たしました。
さらにサブ2.5からサブ4まで、目標タイム別の3か月間ラントレメニュー、
厚底VS薄底シューズ論争の正解など、気になるトレンドへの答えも。
すべては、速く、長く、ラクに走るために。(2019年11月発表作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
160
長年走っていると、マラソンに必要な3つの我慢が分かってきます。①レース序盤で調子に乗ってスピード出し過ぎずにペースを保ち続ける我慢、②レース終盤でまだ行けると自分の脳を騙し続ける我慢、③地味な基礎練習や心肺機能を高めるきついスピード走を普段のトレーニングに取り入れ続ける我慢。この本は③のための思いっきり理想的な教科書です。分かっちゃいるけど、やり切れないんですよねぇ。自己ベストを目指すシリアスランナーにも、どうすれば長く速く走れるかの王道理論を知りたい初心者にもベストな一歩の目指し方を教えてくれます。 2020/02/28
アキ
69
筑波大学を26年ぶりに箱根に導いた「弘山理論」ランニングの神髄は「最高の1歩」にある。男子マラソンで初めて2時間を切ったエリウド・キプチョゲ。ゆったりと楽なフォームだが、あれこそがランニングエコノミーの究極。やはりフォームが最も大切な競技能力である。1姿勢2接地3腕振り4骨盤5重心の理論から空中姿勢がフォームのゴールかつスタートであると。体の表(腸腰筋・大腿四頭筋)と裏(大・中殿筋・ハムストリングス)のスイッチの切り替えに表の伸張反射を利用するなど。あとがきで「気持ち」を強調するところに熱い思いが窺える。2020/02/24
Take@磨穿鉄靴
48
著書の主観に頼らずとにかくデータを提示するスタイル。それ故に客観性は当然ある。ただそのデータが有用かどうかはまた別の問題。いろんな説があったかが一番の収穫は1500の捉え方。私はフルのペース配分の指標は5000のタイムをベースに考えていたけどこの本では1500m。ペースが頭打ちになってきたらスピードの壁を破るために5000よりむしろまず1500のタイムアップを考えてそれに向けて鍛練した方が結果的に早く目標に達することが出来そう。来シーズンに向けて1500を意識していきたい。★★★☆☆2023/03/28
B-Beat
20
フルマラソンを速く走るための練習方法として①最大酸素摂取量を高める②乳酸閾値を高める③ランニングエコノミーを高めることがよく知られている。しかしながら多くのコーチ本は①と②のための具体的方法やらスケジュール等を謳ったものが多いのが現状。その中でこの本は③のために理想的なフォームの取得こそが①②の大前提だと説く。みやすのんき氏の本もまさしくこの路線。そしてこの路線上では怪我や故障で躓くことも少なくなる。老体の身に怪我は致命傷。日々の練習やトレーニングをフォーム追求の場としてこそだとつくづく思うこの頃。 2020/02/14
鈴木拓
18
ジョギングからランニングへと移行していくうえで必要な一冊。やはり大切なのはランニングフォームで、特に体幹を安定させ、正しく着地して、効率的に推進するというものを模索していかなくてはレベルアップできないということを認識。それぞれの練習やドリルの意味と効果、そして練習メニューがサブ3.5やサブ4まで書いてあるのがとても助かる。また、閾値(LT値)とOBLAは同じ基準だと勘違いしていたが、この本で別物だということを理解することができた。2022/06/18