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内容説明
テレビで話題の「お魚王子」が海のいきものの「ヘン」な生態を徹底解剖!
クラゲの赤ちゃんは、岩から生えている。マンボウのこどもは、全身トゲだらけ。ヘンタイするのは昆虫たちだけじゃない!
ぼくら海のいきものも、実はヘンタイするんです。
「ヘンタイ」・「ヘンシン」・「ヘンテコ」! 3つの「ヘン」を入り口に、海のいきものたち自らが驚きの生態を語り尽くすお魚系エンタメ図鑑!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
39
生きものの体の構造や形態が大きく変わる【変態】。幼虫→さなぎ→成虫を辿る昆虫の変態過程、それの海の生きもの版“ヘンタイ”を紹介するのが本書だ。長らく文献で別種とされてきた魚が、実は同一の似ても似つかぬ幼魚と成魚であったりする噴飯の事実。著者が魚たちに成り代わって、腹の中を脚色する吹き出しも面白い。ヘンタイ・ヘンシン・ヘンテコの三部構成で楽しませる。◆香里武(かりぶ)は本名、名付け親は明石家さんまさんだそうだ。セーラー(水兵服)に金色のロン毛がトレードマーク。さかな君と交流あり。◆児童書・漢字には総ルビ2019/12/18
花林糖
20
(図書館本)著者は「岸壁幼魚採集家」の鈴木香里武。本名で明石家さんまが名づけたとのこと。まず読むより前に著者について調べてしまいました。ヘンタイとは変な人の事ではなく、幼魚→大人への成長過程で姿をコロッと変化させる「変態」の事。クリオネ、ダンゴウオ、ウミウシ、ジョーフィッシュ等イラストが可愛らしいので楽しく読みました。チンアナゴは喧嘩すると体が絡まるのですね。2021/03/28
G-dark
17
魚たちが成長する過程で大きく変わっていく「変態」について、ユーモアたっぷりのイラストと文章で紹介している本。読み手を飽きさせない工夫がいっぱい。子ども向けの本だと思いますが、大人も楽しく読めます。子どもの時の姿、子どもから大人になる途中の姿、大人になってからの姿がそれぞれまるで別人…じゃなくて別魚なのが興味深いです。どれもこれも、同じ生き物のBeforeからAfterだとはとても信じられません。魚によっては見た目だけではなく、体の内部の構造も変わるのが不思議。2023/10/10
れもん
14
図書館本。面白い!海の生き物が好き、水族館が好きという子どもはもちろん、大人も楽しめる一冊です。幼魚と成魚では全然違う姿や、海の中でどんな風に過ごしているのかなど、一匹一匹丁寧にイラスト付きで描かれていて、とってもわかりやすく、そして笑っちゃう内容でした。これを読んでから水族館に行くと楽しめるだろうなぁ。2023/11/16
C-biscuit
13
Kindleアンリミテッドで読む。不思議な魚について図鑑のように紹介されている本。写真ではなくイラストなのがいい味を出しているように感じる。基本的には子供向けの本であるが、大人が読んでも好奇心をくすぐられる。逆に子供はそんなに興味を示さなかったw。娘二人なので仕方ないとも思う。海には不思議な生き物も多く、いまだによくわからない生き物が多いようである。最近まで別の種類との魚だと思われていたのが、同じ種類のメス、オス、子どもというのもあった。また、性転換する魚も結構いるようで、不思議な世界であると感じる。2021/12/30