天皇は「元首」である

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader

天皇は「元首」である

  • 著者名:竹田恒泰【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 産経新聞出版(2019/11発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784819113755

ファイル: /

内容説明

「表現の不自由展」だけじゃない
政治家とマスコミに読ませたい皇室にまつわる法と常識を徹底解説
◎「御意向」は伺っても伺わなくても問題
◎「表現の自由」は免罪符にならない
◎「女系天皇」という詭弁
日本人の節度を取り戻そう

皇室制度に関しては、一ミリも妥協してはいけないのである。
今回は一ミリどころか、大幅に伝統が捻じ曲げられた。
例えば、伝統的には「譲位」とすべきところ、「退位」と「即位」に分離された結果、
三種の神器が渡御することの意味合いが隠されてしまったこと、
元号が代替わり前に公表されたこと、
「太上天皇」を正式名称とせず「上皇」という略称が正式名称にされてしまったこと、
大嘗祭の建物が一部プレハブにされたことなど、枚挙に遑(いとま)が無い。(「まえがき」より)

譲位、皇位継承、皇族方の御結婚、天皇陵の調査問題……

明治天皇の玄孫が
憲法学的な視点から皇室を論じる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

27
安倍首相の辞任が発表され、次の自民党総裁は誰になるか注目が集まっている中、最近河野太郎防衛大臣が述べた女系天皇容認が話題になっています。青山繁晴なんかは、このことだけで河野太郎を次期総理には絶対にできないと言います。皇室の歴史の中で、一般男性が皇族に入った例はありません。男系による皇位継承の維持、これが伝統であり原理であるという竹田さんの説明に納得です。女子差別だというレベルで論じる性質のものではありません。安倍首相のいうとおり、「国民の支持を得て現在に至るもの」だということがよく分かりました。2020/08/30

謙信公

11
皇室にまつわる法と常識を憲法学的な視点で論じる。今回の譲位で皇室制度は大幅に捻じ曲げられた。私が一番腑に落ちなかったのは、「太上天皇」とせず「上皇」という略称が正式名称にされたこと。二千年継承された伝統に大切なのは「何を変えないか」だろう。日本の憲法学界は天皇を元首とは認めないが、国家である以上、元首不在はあり得ない。現行憲法に元首規定は無いが、天皇は昔から「象徴」であり「元首」であった。『昭和天皇実録』は宮内庁が昭和天皇の心情や肉声を歴史に刻む努力をしたとは到底思えない。わが国の国史編纂事業は大丈夫か?2024/02/07

dai267712

4
竹田先生による天皇論。旧皇族ならではの詳しい見識に大変勉強になりました。皇室にたいする敬語の使い方や、皇族方の敬称などもきっちりしていて大変読み易かったです。私が一番良かったと思ったのが、孝明天皇の「譲位の内勅」です。以前、筆者の動画チャンネルで知って、著者にしてほしいと思ってました。文字起こしされた「譲位の内勅」を読むと孝明天皇の苦悩と絶望が良くわかりました。憲法による天皇の解釈や皇室典範など、知らない事がたくさんあって勉強になりました。オススメしたい一冊ですね。2019/12/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14734608
  • ご注意事項