- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
二十二社とは、天変地異が起きたとき国(朝廷)が神前に供物(幣帛)を捧げた22の第一級神社で、平安時代後期1039年、後朱雀天皇が定めた神社の格式制度である。地域は京都と奈良が中心だが三重、大阪、滋賀、兵庫にも1つずつある。伊勢神宮、伏見稲荷大社、春日大社のような有名神社はもちろんあるが、丹生川上神社のようにあまり知られていない神社もある。出雲大社や厳島神社は入っていない。そこには、どのような基準や意味があったのか。また、どんな由来や特徴があるのか。古の神に思いを馳せる画期的な神社ガイド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
32
「二十二社」と呼ばれる神社の歴史(成り立ち)とそこにおける意義(?)を解説。殆どが近畿圏にあり、そもそもなじみの薄い神社を理解するのはしんどい。天満宮にしても日吉神社にしても、うちの近くの神社が一番偉いんだ!と思ってりゃそれで良し、ということにしよう。神宮が天皇家にまつわる神社であるということは初めて知った。なるほど、伊勢神宮から明治神宮までそうだな。2019/12/07
きいち
24
二十二社とは、朝廷がいざというときに祈った神社のラインアップ。皇祖神に、藤原氏、源氏の氏神、賀茂氏、秦氏といった京都近隣を守る古代氏族の神、水神・風神、御霊を加え、なるほど、これなら守れる、という布陣。名前だけは知っていたしお参りしたことがあるところもあるけれど、平野や広瀬、梅宮、広田といったお宮さんのことが知れたのはよかった。2020/04/14
杏
3
二十二社は天変地異などが起こった時に国家が奉幣使を建てた神社で、すべてが定まったのは1039年のこと。多少地図や図があったらなーと思いながらGoogle Earthをおともに読んだ。半数ほどの神社の名前にピンとこなかったが、千年ほど前に権威を認められた神社が現代まで規模が変わりながらも続いていることに、人々の時代を超えた営みに想いを馳せる。畿内へ旅したい。2021/07/22
わ!
1
神社が大好きなのであるが、この「二十二社」というものに関しては詳しく知らない。例えば「一宮」という概念と、この「二十二社」がどう関係するのかなど説明ができない。「一宮」と言えば、その国々の国司がもっとも重要とした神社という解釈になるのだろうが、上賀茂神社、下鴨神社や、大神神社や、住吉大社は、この「二十二社」に含まれながら、それぞれ山城国、大和国と摂津国の「一宮」でもあるという事になる。この様な場合どう解釈されるのかが、よく分からないのである。この本にも、この辺りのことは…書かれていないのですよね。残念。2022/06/25
はなちゃん。
0
昔の権力者の陰がちらつくなあ。でも現代人はそんな場所も訪れてみたいのだ2020/01/30
-
- 電子書籍
- ばちあたり 古典名作文庫
-
- 電子書籍
- 晋遊舎ムック タイドラマ fan BO…