内容説明
流行に左右されない、服さがし。ひとりの外食。こだわりの店との付き合いかた。収納の飽くなき工夫。「お取り寄せ」いろいろ。通販に頼る理由……。歳を重ねて目につきだしたあれこれを、勇気を出して怒ってみたら、毎日なんだか楽しくなった。「ふつう」と「まじめ」を大事にする人へ。元気が出る応援エッセイ! 口うるさくてもいいじゃない。元気になる爽やかエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
89
日々のあれこれについてのエッセイです。手と目が届くような距離感の日常を色々口うるさく言っていますが、それが毎日の楽しさに繋がるのだったら、勇気を持って言いたいことを言うのもありだなと思いました。それでいながらちょっぴり反省の色が見えるのも面白いところです。2016/12/07
cithara
7
岸本さんの舌鋒の鋭さは相変わらず。私は怖くて近寄れない。本書が出版されて15年経つが彼女は変わらないままか? 彼女の行ったこだわりの餃子屋や美容院のひどさは極端に思われるけれど、実際のところそうなのだろう。彼女がすごいのは納得いかないところがあったらその場でビシッと言うこと。私を含め、多くの人間はずっと後になってから他人に文句を言うのに… 「歯並びは作れる!」を読んで自分の歯列矯正体験を思い出した。「最後までやり通したという満足感」が私にもある。岸本さん、「無印良品」に行ってみては?(もう行ってる?)2017/03/19
つるりん
0
日々のあれこれを口うるさく評したエッセイ。なんとなく、ずいぶん年上の人の書いたものみたいな印象があったけど、自分と5歳も変わらない人が12年も昔に書いたものだった。ちょっと時代感あり。「人間の過去に、無駄ということはない」「本気になれば、願いはかなう」には共感。2014/12/21
ぽむのき
0
いわゆる半径500mの日常エッセイもの。半分くらいは何かしらに怒っているのだけど、ときどき自らがそれをして反省する展開になったりするのも面白い。2009/06/26