内容説明
あなたはいくつまでペットと暮らしますか?
ペットを飼うことで、生活が潤う、ストレスの軽減などのほかに、幸せホルモン(オキシトシン)が増加する、通院回数や薬の使用頻度が減る、血圧の値が下がるなど、科学的な効用が実証されています。
さらにペットと長年暮らしている人こそ、互いに深い信頼関係が結ばれ、生活の質が保てるなど、高齢者の心と体の健康にもよい効果が出ています。
一方で、「人生100年時代」といわれるように、ペットも飼育者も高齢になります。
ペットの世話、費用、ペットと自分の体調管理、万が一のときの預け先、
ペットの看とりなどが困りごととなり、社会問題にまで発展しています。
歳をとったらペットを飼うことができなくなるのでしょうか?
対策を講じていれば、そんな心配はありません。
監修は、「ペットも社会の一員に」と提唱する熊本県の獣医師・徳田竜之介先生(竜之介動物病院院長)。
竜之介動物病院には、人と動物の高齢に伴う悩みが多く寄せられています。
世話が難しくなった際の対策、自分とペットの健康を保つためにしておくことなど、
徳田先生がその悩みに答える形式で、一生ペットと暮らすことができる対策を提案します。
高齢の方だけではなく、若い世代の方にも役立つ1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
る*る*る
23
「ペットを看取る不安」ページがあるので借りる。14歳と7カ月の我が家のラブラドール。朝夕15〜20分の散歩も元気に行ってます。でも、数分間の呼吸困難になること時々…覚悟しながら過ごしてます。2020/02/03
みのにゃー
7
獣医さんが書いた中高年向け、犬猫飼育の指南書。具体的なことより、心構え。高齢者にペットの存在がすごくいい事はわかっている。人付き合いの苦手な人にとって、自分の死後ペットを託す人を探すのは、とてつもなく高いハードル。もしくは、どれだけペットにお金を残せるか(老犬ホーム等)。2019/12/04
arisaka
5
熊本地震の時にペット同伴の避難所として自らの動物病院を開放したことで有名な著者による、イヌじまい/ネコじまいのお話。動物病院で起こった実例をあげて、ペットの健康保持、老後の介護、ペットの看取り、逆に自分が先に死んだ場合に心がけておくことは、と見開きで質問回答が書かれているので読みやすいです。2020/05/21
金色
1
タイトル通りの本でした。うちの仔も元気でいてくれますように。2019/12/21
kurumi
1
高齢でもペットを飼うのはオススメ。でも色々考えといてね。という本。自分亡き後面倒見てくれる自治体や民間、もっと増えてくれるのかしら…。この獣医さんみたいなレンタルが近くにあるといいんだけど。2019/12/12