内容説明
昭和陸軍の誤謬の責任は誰がとったのか。また、体制が変わった戦後の日本に、昭和陸軍はどのような影を落としたのだろうか。誤った指導により、命を落とした無数の兵士たちや国民の存在とは対極にある、無責任で非人間的な高級軍人の官僚体質を、つぶさに検証していく。戦後の軍人恩給、戦後補償問題についても言及する。著者の代表作がここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まると
20
下巻は、劣勢となり敗戦へと向かっていく陸軍の悲惨な状況が様々な証言によって明らかにされる。情報もろくに精査しないまま立案された大本営の適当な作戦により、東部ニューギニアで、サイパンで、沖縄で、ミャンマーの山奥で、最後はボロボロの飛行機に爆弾をくくりつけられて、若い兵士たちが消耗品のように次々と命を落としていく。精神論を振りかざし、作戦が失敗しても現場に責任をなすりつけ続ける参謀たちに怒りが充満してくる。本当に日本はひどい戦争をしたものだ。近現代史の必読本として若い世代に読み継がれていってほしい一冊でした。2023/10/09
onepei
2
選書になったので再読。2018/08/12
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