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内容説明
変貌するアジア、停滞する日本経済
成長ビジネスは「新興アジア」が舞台となる
東南アジアの国々は「日本の工場」と見られてきたが、そのような時代は終わりつつある。インドや東南アジアはイノベーティブな地域に変貌し、ビジネスの成長スピードは日本よりはるかに速い。
筆者はそんな時代をインドやタイで過ごしてきた。通商産業省(現・経済産業省)に勤めていた時代、デリーやバンコクに10年間駐在し、タイ政府国家経済社会開発委員会政策顧問などを歴任。現地産官学との交流を通じ、1000社以上の企業の新興アジアビジネスを支援してきた。今のアジアビジネスを最もよく知る人物の1人と言えよう。
そんな筆者は、今の日本をもどかしく思っている。同時に、現在の世界経済はイノベーション競争をしているが、「日本はイノベーションを起こすのにふさわしくない国」とも指摘する。「日本人がイノベーションに起こせない」のではなく、「日本ではイノベーションを起こせない」という指摘だ。だからこそ、「新興アジアにいでよ」と主張する。
この本は、「日本社会を変える気概を持つ若者」に向けた、筆者からの贈り物だ。筆者はこの本でビジネスのビジョンを語り、戦略を示し、現地で役立つ超実践的なノウハウを惜しみなく詰め込んでいる。この本を読んでいるといないとでは、アジアビジネスで成功す可能性は大きく変わってくるだろう。
今の仕事に不安や不満を抱くビジネスパーソンのほか、これから社会に出る学生たちにとって、背中を押してくれる1冊だ。
目次
第1部 ビジョン編「地方発アジア」
第1章 マインドセットを変えよ
第2章 新興アジアの構造転換
第3章 これからの日本の指針
第4章 グローバル戦略論~方法としての新興アジア
第5章 新アジアビジネスの事例
第2部 戦略編「イノベーションを興すため、新興アジアにいでよ!」
第6章 ステップ1:課題発見
第7章 ステップ2:課題解決
第8章 ステップ3:持続可能モデルの構築
第9章 個別ビジネス分野の新興アジア戦略
第3部 方法論「ロジ(兵站)を制するものは世界を制す」
第10章 グローバルアントレプレナーになる方法
第11章 グローバル段取学
第12章 新興アジア越境型事業・リスタートアップス立案
第13章 グローバル交渉術
感想・レビュー
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Arata Fujimura