丸かじりシリーズ(41) バナナの丸かじり

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丸かじりシリーズ(41) バナナの丸かじり

  • ISBN:9784022515810

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内容説明

食べものへの関心はいよいよ高まり、その悩みは尽きることがない。バナナの皮を踏むと果たして本当に滑って転ぶのだろうか? 体を張っての大実験、結果やいかに……。抱腹絶倒の東海林ワールド、シリーズ第41弾! 超長寿連載「あれも食いたいこれも食いたい」最新刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

86
2016年から2017年にかけて週刊誌に連載されたエッセイ。いったいつまで続くのか・・・東海林さだおさんはもう80歳を超えている。このシリーズにかけるパワーはどこから来るのか。そしてどの話もレベルが高い。内容は笑わしていても書くときはきっと超真剣に取り組んでいるのだと思う。食べ物を見る目、人を見る目どっちも一般人とは違うのだと思う。テレビのグルメレポーターが声高く美味いのなんのと言うのとは訳が違う。今回もたくさん笑わして頂いた。年明け早々始まる恵方巻きに苦言を呈していた。おっしゃる通り!2018/12/10

hitotak

12
道を歩きながらペットボトルの水をチビチビ飲む人々の姿は大人物にはとても見えず、のどが渇く前に水分をこまめに取ることは「すべての人間を小物にする」という持論がおかしい。丸かじりしてみたり恵方を向いたり、そもそも恵方巻きって突然現れてヘンなところが多い。恵方巻きを登山に例えて、コンビニ各社は「目の前に(大量生産機械設備が)あっても止める勇気を」というのも確かにそうだよね~と納得。この食べ物エッセイがもう41巻目というのにもビックリ。今回もいつも通り面白かった。2019/06/19

Urmnaf

11
シリーズ41巻。毎度毎度思うことだが、よくもまあ、ネタが続くものだ。未だにニヤニヤ笑いながら愛読。気づかいの果物バナナの唯一の悪い面が皮。ほんとに滑るかどうか実際にやってみた、って、ほとんどユーチューバーのノリ。御大のすることじゃないっしょ(笑)。おにぎりやヌーハラに関しては、ガチガチの保守派。ただし、ちょっと弱気。このあたりの感覚が共感するところ。2018/11/22

スローリーダー

8
毎回食べ物についての考察が個性的で興味深い。加えて言えば、考察から生み出される独特な言葉が面白い。ショージ君の時代からそれは生まれ続けているのだが、未だ新語流行語として評価されていない。丸かじりシリーズ41巻にも「麺ズル問題」「芋ってる、芋がる、芋めく」「飴ってる、グビってる、ヘコってる」「ヘニャ化(再)」などがある。『東海林さだお新語・創作語辞典』とかあっても良いかもしれない。2021/06/27

もじ

8
東海林さだお氏の作品は初。 何気ない小さな話を、とても大きくセコく表現していて、おもしろい。短編なので、さくさく読める。 「ポテチの愉快」で出てきた「フラポテ」。確かにフライドポテトをフラポテとは言わない。「カマボコの厚さは何ミリ?」では、1.2センチがカマボコの厚さのベストだと知った。カステラは2.6センチ。どうでもいいが、小さなことも大切。 馬鹿らしく、おもしろい1冊。2021/05/29

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