内容説明
ドラマ化原作本! 『犯人に告ぐ』『検察側の罪人』の著者、渾身の新境地。「私が死ぬ前に、後継社長を見つけてほしい」「プロジェクトチームのメンバーを丸ごと引き抜いてほしい」――。新人ヘッドハンターとして働く鹿子小穂は、様々な難題に苦闘しながらも、ヘッドハンティングの仕事にやり甲斐を見出していく。そんなある日、小穂のもとに父の会社が経営危機に陥っているとの報せが届く。ある人物が怪しい動きをしていることに気づいた小穂は、会社を救うべく起死回生の一手を打とうとするが……。一気読み必至のエンターテインメント小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小説を最初に書いた人にありがとう
76
偶然手に取ったシリーズ1がとても楽しめたことで続けて2を読了。今まで読んだビジネス小説、経済小説の中でも半沢直樹シリーズに匹敵する面白さだと思う。今作の良さはビジネス面だけでなく人情的に感動する話も多いこと。数年前に主人公の小穂が理由あって退職した父が経営する会社の不穏な動きにヘッドハンターとして成長して帰還するストーリーには痺れた。題名が上下巻ではなく1,2となっていることに続編を期待してしまう。2020/01/17
あすなろ
75
上巻も面白かったが、下巻はまた更に違うテイストあり面白い。そしてこの作品は、雫井氏の新境地だと思う。下巻は、鹿子小穂を通してヘッドハントの世界を読者は介間見るだけではない。経営の危うさとダイナミズムが生む翻弄と強く成長した小穂を読者は体験出来るのである。そして、現代のビジネス小説若しくはお仕事小説らしいなと感じたのは、ここには記さないが、小穂の返り咲きの方法である。なるほど、と膝を打った。同族系企業にはこの手が現代ならあるのである。そして、そんな描写からも生真面目な雫井氏の筆が感じられる良作であった。2020/07/19
H!deking
68
ぐわー終わってしまった。いやこれ久しぶりにめちゃくちゃおもろしろかったです。キャラクター造形が上手いですね。結構専門用語とか出てきて難しい部分はあるのに読みやすい。雫井さんの作品の中では珍しく人が死なない話笑おすすめ!2024/12/18
となりのトウシロウ
64
鹿子小穂がヘッドハンターに転職し成長した姿が描かれるシリーズ第2弾。第一話は、確執ある親子の触れ合いにちょっとほろっとくる「引き抜き屋の苦心」。「引き抜き屋の報復」ではドロドロとした人間模様が騙し合いを生む話でちょっとイラッとくる。そして最終話「引き抜き屋の帰還」では、謀略に対して反撃する姿が半沢直樹っぽくて思わず拳を握りしめて読んだ。父にもその成長を認められた小穂が眩しく感じた。そんな一方、高尾山を登る小穂の姿が可愛らしく微笑ましく彼女のキャラが際立つエピソードとして挿入されているのが良い。2023/08/24
カブ
42
シリーズ1が面白かったので引き続き期待して手に取ったが、期待以上でした。実際のヘッドハンティングの世界を知らないのでとても興味深く、その手法やヘッドハンターの個性などが面白くグイグイ引き込まれた。現実感はまるでないけど、映像化したら面白いだろうと感じる。2020/02/23
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