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内容説明
中世イングランド、おたずね者となった弓の名手ロビンはシャーウッドの森の奥に隠れ住む。棒術の名人、吟遊詩人、飲んだくれの修道僧など個性豊かな強者たちを仲間に引き入れながら、強欲な役人や聖職者らを相手に痛快な戦いを繰り広げるロビンだが……。著者による挿絵全点収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
38
その昔、村山知義・亜土訳で岩波から児童書として出ていたものの新訳。心配していた挿し絵もちゃんとあって、むしろ岩波版は子供向けにだいぶ刈り込んでいました。ロビンと愉快な仲間たちが歌うシーンでも、歌詞は省いたり、ややくどいやりとりはあっさりカット。ワッピーは岩波版で育ったから、それがリズムになってしまっていて、リトル・ジョンがロビンをやりこめるところなど、だいぶ印象が違いました。新訳は少しだけ長くなっていますが、その分、ロビンたちと一緒に旅をする時間が増え、やはり避けがたいラストの涙も二割増でした。↓2019/09/11
星落秋風五丈原
26
ノッティンガム長官は、最初王の鹿を食べる奴がいる!と訴え出るが、ヘンリー二世に「そんなもんお前がなんとかしろ、俺にいちいち言ってくんな」と言われて逆に追い込まれる。あれこれと策を講じ仲間の一人を捕えるところまでいくがロビンフッド一味が奪還。もう二度とロビンたちに関わるもんかとおとなしくなるあたりが映画との違いである。国王の定めの外に暮らすことを選んだロビンだったが、リチャードに頼まれ十字軍に遠征。爵位まで授かるが、今回初めて知った彼の最期を読むと王の世界と関わったことが彼にとって幸福だったとは思えない。2025/12/21
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
14
ゲーム『英傑大戦』に追加された題材だったため読了。元々ディズニーが好きだったのでアニメとしては見ていたが、原作は知らなかった。また、ディズニーはロビンフッドがキツネ、リトルジョンがクマなど動物で描かれていたこともあり、本著の絵は人間で描かれていたことが新鮮だった(本来は逆なんだろうけど)。作中ではアーサー王が引用されていて、ゲームで同時に実装されたことに納得感を得た。久々にこういう冒険譚を読みましたが、アウトローの冒険譚は心惹かれた。ロビンフッドの最期も意外な展開だった。2025/08/23
qwer0987
12
ロビン・フッドは弓の得意な義賊として有名だが、詳しいことを私は知らない。けれど読んだ限りでは陽気な親分といった感を受けた。そんなロビンの元には多くの仲間が集まってきていてそれぞれ個性的。加えてホモソーシャルな内輪ノリの雰囲気満載で、非常に楽しそうに見える。彼らは傲慢な権力者をおちょくることを楽しんでいて、後世にわたってもてはやされる理由に触れることができた。2025/04/19
まこ
11
ロビン一味が、敵を倒して仲間にするポケモンみたいな展開の前半の話が好き。全編にわたって何か食べたり飲んだりする描写が楽しそうで美味しそう。ロビン達はこうやって信頼関係を築いていった。やられ役の長官が可哀想になってくる。エピローグはなくてもいいけど、悪役の勝ち逃げがイヤな人の為に書いたのかな2023/12/20
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