内容説明
上司のパワハラに耐えかね、世話になった先輩が会社を去った。もし僕が先輩を庇っていれば、去り行く彼女に声をかけていれば…あるいは何かが違ったのだろうか?
そんな後悔を引きずったままクリスマスイブを迎えた僕は、気づけば知らない他人に乗り移っていた。
イジメられている高校生、幼馴染と疎遠になり寂しさを感じる小学生、妻を亡くしひとりで暮らすおじいさん。様々な人のクリスマスイブを体験することで、僕は自分に足りなかったものを見つめ直すことになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
9
読みやすく1日もかからず一気に読んでしまいました。現実で限界の状況だった社畜である主人公。ビーバーの神様の気まぐれで他人のクリスマスイブを何度も過ごすことになります。そこで学んだことで成長した主人公。未来は行動がかわれば変わる。どんな未来を手に入れるのでしょうか?いなくなった先輩が女性で彼の限界にかかわってるので少し恋愛要素もあります。2022/11/12
HANA
9
誰かのクリスマスイブを体験していくことで自身を見直していく話。外から見えることと見えないことはあって。なかなか良い感じの話だった。2020/02/26
雛咲
6
(長期間に渡っての読書のため記憶が曖昧ですが。)一年がかりでした、勿論自由な時間が減ったのもあるけどそんなに長くないのに時間がかかりました。世界観は好きだけど人の中身が変わったところで周りには影響がないし、一向に自分のことを思い出せない、それが進展がないように思えて木嶋の章までが長かったです。ただ、終盤では他人には何も残らないし誰も知らない出来事だけれど誰かのためではなく自身のためになったって気づけたのでそこからはおもしろかったです。2022/11/10
starly
6
クリスマスイブ…その日は誕生日と同じくらいワクワクする。ケーキやプレゼントだったり…。そんなクリスマスイブの日に主人公が様々な人に乗り移って他人のクリスマスイブを体験する。なんて贅沢な経験なのだろうと思ったのだが、主人公が乗り移った先の人達は皆全く違ったクリスマスイブの過ごし方。そんな経験をした主人公は何を思い本来の自分に戻ったらクリスマスイブはどう過ごすのか?主人公の心情成長の心温まる作品でした。2021/12/15
栗山いなり
6
後悔ばかり募っていた社会人の主人公がクリスマスイヴの日に他人に乗り移るという不思議な体験を通じ自分を見つめ直す物語。後悔と恐怖で心を閉ざしていた主人公がクリスマスイヴの一日だけ他人の人生を過ごすという体験を通じて自分自身の弱さ、本当にやりたかったこと、胸に秘めていた感情を自覚していく成長劇がこんなに心に響くとは思わなかった。久しぶりにいい気持ちになれた2020/02/02
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