“よむ”お酒

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“よむ”お酒

  • ISBN:9784781618340

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内容説明

これは世界一役に立たない“お酒”の本です。
でも、読むと人生が少しだけラクになる…かも。


cakes連載『パリッコ、スズキナオののんだ?のんだ!』を書籍化

酒にまつわるあれこれをゆるーく、ぬるーく、たまに真剣に書き綴る。
人気酒場ライター2人による酒飲みユニット「酒の穴」による初エッセイ集!

ナオ 最近の酒はどうですか? どんな酒ですか?
パリ どうもこうも、なんていうか、「どうでもいい酒」って感じです。
ナオ はは! 俺もだなー。つまり、日常的で、平凡な。<中略>
パリ そうそう、でも「どうでもいい」って、こだわりを捨てたから自暴自棄にしか飲まないとかじゃなくて、どこで飲んでても楽しいし美味しい。
ナオ まさに!
(本文箸休め対談より)


<プロフィール>
酒の穴
パリッコ、スズキナオの二人によって結成された、お酒の可能性追求ユニット。川面を眺めて酒を飲んだり、住宅街を散策したりするといった活動が中心。著書に『酒の穴』(シカク出版)『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(Pヴァイン) がある。

パリッコ
東京生まれ。酒場ライター、DJ/トラックメイカー、漫画家/イラストレーター。著書に『酒場っ子』(スタンド・ブックス)、『晩酌百景』(シンコーミュージック) 『ほろ酔い!物産館ツアーズ』(少年画報社)などがある。

スズキナオ
東京生まれ。大阪在住。フリーライター。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。「デイリーポータルZ」「メシ通」等のWEBメディアで記事を執筆。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)がある。


人気酒場ライター、スズキナオ、パリッコによる、酒にまつわるアレコレをゆるーく、ぬるーく書いた“初”のエッセイ集。


【“よむ”お酒 お品書き】

はじめに

ポイントカードのポイントを使ってまで飲む
会社の飲み会
酒場のおつまみシェア問題
酒のシメ問題
酒と親族 泥酔した自分たちを見せあう謎
酒の席の会話
気になるあの店員さん
酒場で出会った不快イ話
ずっとほどほどに酔っていたい
酒と睡眠

箸休め対談1
飲んで書いてれば酒エッセイ?

高い酒と安い酒
終電逃し
酒と地面 私の失敗
平成おじさん
終電逃し その二
酔描 ~初夏の公園にて~
新幹線でどう飲むか
素面面
新しい酒のことわざ
老舗酒場

箸休め対談2
あらゆる店がスタンド割烹?

酒場のカオス
仕事酒
ノンアルコール飲料という存在
酒としらたき
酒場のマドンナ
都市の隙間で飲む
酒とバイキング
ベビーチーズはまだやれる
居酒屋の名前
常連考

箸休め対談3
ノンアル道

注文のタイミング
「混ざらない」問題
酒とかくれんぼ
必要ないのにやめられない「前飲み」の世界
あらためて、チェアリングが楽しい
酒と奇跡
台所に立って鍋をしながら飲むのはどうか
焼酎のタピオカ割り
究極の酒のつまみは粒子系
粋な飲み方

箸休め対談4
カレーは飲み物、唐揚げは粒子

フェリーで飲む際に気をつけて欲しいこと
にんげんこわい
二日酔いについて
酒と幼なじみ
ひとり酒、みんな酒
今すぐ飲みたい!
酒と生きる
酒と劣等感
酒とエッセイ(スズキナオ)
酒とエッセイ(パリッコ)

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やも

65
著者のパリッコさんとスズキナオさんが、ゆるゆるっとお酒について、思うままに語る1冊。お酒の場での、たしかにこりゃー気になってたわ!!ってツボの話をするのがお上手で😁おでんの取り分けどうする問題とかねwそんでお2人、楽しいお酒が大好きなのが伝わってくる。私もたまにグチったりグチ聞いたり、やらかしたりってお酒もあるけど、やっぱ楽しいお酒がいいなぁ。真面目モードやしんみりも時にはアリ👍誰といても1人でも、何を飲み食いしてても、その場の空間を楽しむってのがナイス🎵★42021/12/27

ろここ

17
著者二人とも名前だけしか知らなかったのだけれど、お酒を飲む姿勢がよくてたいへん好きになった。 ポイントカードのポイントを使ってでも飲む、景色のいいところへ椅子を持ってきて飲む、店員のような常連になりたい、つくねに月見が絡まないなぁと嘆く、酒にまつわる新しいことわざを考えてみる…ふたりの対談もまったりしつつクレバーで一緒にゆるーく飲んでる気持ちになる。よいね。2022/11/22

tetsubun1000mg

17
酒場ライター、D.J、イラストレーターをやっている「パ リッコ」さんとテクノバンド、フリーライターの「スズキナオ」さん二人が酒に関するエピソードを中心に書いている。 今どきの若い人達といっても40歳前後のようだが、日本酒や焼酎など銘柄や味にはこだわりはないようだ。 酎ハイで十分なんでしょうね。 マイペースで飲んでのんびりと話して楽しそう。 酒の失敗ばなしも当然ながら付いてます。2021/01/31

きゅー

11
お酒にまつわる様々なことが取り上げられている。が、それらは著者2名の等身大の内容であり、気取ったところがない。その中でも会社員時代の、不毛な愚痴ばかりの飲み会への嫌悪感について書かれているのを読めば、ただひたすらに同意するしか無い。宴会芸とかこの世に全く存在しなくて良いよね。わりと分量のある本なんだけど、どんどん読み進めてしまう。内容が軽いからということではなく、ストレスフリーな文章だから。彼らは酒を飲むことを純粋に楽しんでおり、その姿には同じ酒飲みとして強い共感を感じる。 やっぱ楽しい酒って良いよね。2021/02/26

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

8
飲酒とは二ノ宮知子の「平成よっぱらい研究所」だと思っている私にとって、令和のよっぱらいはなんとソフトでマイルドなのか。対談というものは実際に買わされた言葉をそのままテキスト化されているわけではなく、かなりの編集がなされているだろうけれど、対談部のみならずモノローグの部分でも頭の中に発生したであろうものをひたすらそのままテキスト化したのではないかという内容が、酔っ払い時の自分の頭の中身をつきつけられているようで、読んでいていたたまれなくなることが多かった。ラズウェル細木氏の飲酒に意味を持たせるな、という→2020/08/08

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