- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
エネルギーの「赤」、再生の「青」、癒しの「緑」――私たちは日々“色”からパワーをもらい、“色”で癒されています。「青い海」を見て気持ちが鎮まるのも、「新緑」を見てリラックスするのも、“色”が心に働きかけているから。「色と心」の間には、ふしぎなつながりがあるのです。私たちは、気分や体調にあわせて好きな色を身につけたり、自由に絵を描いたりします。日頃から、色を使って気持ちを表現しているのです。「子どもの絵に暗い色使いが多くなった」「今まで興味のなかった色が気になり始めた」「苦手な色を身につけると、なんとなく体調がよくない」……こんな変化があったら、色が表わす心のサインかもしれません。本書では、「色と心」の関わりをテーマに長きにわたって研究してきた著者が、日頃のリラクセーションや病気のリハビリなど、心のケアに役立つ“色彩セラピー”の効用と実践法を紹介します! 『色彩心理の世界』を改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にがうり
5
タイトルから色彩セラピーの実践書と思って読むと期待を裏切られます。これから色彩心理学を学びたい人向けの入門書、教科書的な概論として、知識や興味をかき立てるのにはよいと思います。巻末に、阪神大震災のあと、被災した子供たちに、お絵描きで心のケアを行ったボランティア活動について触れてあります。ネットで検索したら、東日本大震災でも、同様の活動をされているようです。2014/01/26
量甘
4
赤、黄、緑、、、など、その色が使われた有名な芸術作品や著者の経験したエピソードを交えながら、色と心のつながりについて書かれている。病気のリハビリなどの心のケアに役立つ色彩効果の話が興味深かった。色彩を暮らしの中に取り入れ、心の変化を感じてみたい。2021/09/17
kana
2
気になる色によって心理状態を読み解く。最近は緑と紫が気になっていたけど、どちらも癒しや回復を促す色だった。それぞれ青と黄、赤と青の混合色でもある。自分の状態を理解することで気付きが生まれ、新たな一歩に踏み出せる”セラピー”だと感じた。2016/10/21
白滝
0
☆☆★ 実に興味深い内容だった。同じ色ばかり気になるのは深層心理や体調を表していたとは。。(ちなみに黄と紺色)カラーヒストリーを作ってみたい。子供達には、自由に絵を描いてのびのびと育って欲しい。2015/07/27