内容説明
朝起きが苦手、めまいがする、しかし夜には目がさえてしまう「起立性調節障害」。本書は「寝不足」「怠け」「気持ちの問題」と誤解を招くこの疾患の診断・治療やサポート法を平易に解説。医師・親・教育関係者が適切な対応を理解できる。2015年に改訂された「小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン」(日本小児心身医学会)に対応した改訂版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mataasita
9
以前読んだ本が改訂版として出されていた。対応が難しいのは担任でも認知に差があるのと管理職にも理解が薄く関心がないこと。もっと真剣さがほしいよ。特別支援もそうだけど学校全体からしたら少数な子たちかもしれないけど、理解や関わりがもっとあるべき。いじめ対策委員会はあるのに不登校対策委員会がない学校も多い。不登校なら学校にも影響が少ないってか?知識をつけて周りを啓蒙していくしかないなぁ。2024−402024/05/21
ジュリ
4
起立性調節障害は「怠け」と捉えられてしまうこともあり、本人はつらいと思う。親や学校が起立性調節障害について理解し、適切な対応をとってほしい。根性でどうにかなるものではない。2020/03/16
ポルターガイスト
3
ODは自律神経の機能不全に起因するが発症に至る体内の異常は少なくとも4パターンある/病気ということを受けいれることが肝心,「怠けが入ってるのではないか」という考えはいったん横に/朝が過ぎると一時的に改善される(うつ病とは違う)/血圧・心拍が上がることで症状が悪化するため春から梅雨にかけて症状が悪化し,秋になると改善する傾向が一般的/水と塩分をしっかり補給するとよい/教育においては自分の体力の限界を見極めて自己決定の経験を積んでいくことが何よりも大切2024/04/28
chi0926
2
昔書かれた本ではあるがとても参考になった。病状の医学的解説を読んで「これは病気だ」と改めて納得できた。しかし、中3時点での病状と進路選びの目安や、いじめとの相関関係等、親としては胸が痛くなるデータもあり、現実は厳しい。2024/10/15
ふみら
2
保護者向け、学校向け、医師向けと最初に表があり、わかりやすかった。起立性低血圧障害の子どもへの対応はその子だけじゃなく、家族全員、学校全体、社会全体で考えていかなくてはならない。世間の認知度が上がるように、映画とか作ってほしい。2020/05/04
-
- 電子書籍
- 転生ババァは見過ごせない! ~元悪徳女…
-
- 電子書籍
- イミグリム1 ~弱虫悪魔の異世界移住計…
-
- 電子書籍
- 海のあいつ 3 まんがフリーク
-
- 電子書籍
- GIRLY(上)
-
- 電子書籍
- 10歳のホームレス(分冊版) 【第2話】




