内容説明
社会の歯車のごとく虚無的な社畜ライフを送る俺・27歳商社マン長山誠。
ある日、仕事に疲れてつい「死にたい」と呟いたのが運の尽き――俺の言葉に応じて現れたJK死神ヒナに余命一年を宣告されてしまう。
何とかヒナの誤解を解くが、死の宣告を覆すには誰かと恋して結ばれるしかない!?
仕事が恋人(笑)の俺は途方に暮れるが、見かねたヒナが妙な提案をしてきた。
「私が恋愛指南をしてあげる!」
そして、なし崩し的に始まるヒナとの同居生活。
仕事の悩みを励まされ、デートスポットに連れ回され、まるで恋人のように甘えられて――。
ちょっとヒナの絡みが激しい気がするけど、恋愛指南ならこれくらい当然……だよな?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロロシ33
51
面白かった 少し雑だったけど(笑) 2020/08/15
しぇん
24
あがってくる感想から気になったので購入。タイトルみて想像していた話と確かに全然違いましたし、後半の急転直下の展開は驚きました。一巻だとラブコメというよりお仕事小説ですが、この割合で続くと嬉しいかなと。理想の上司の課長の出番が減りそうですが。2019/12/01
nishiyan
18
惰性で仕事をしていた商社マンの長山誠が「死にたい」と呟いたことから死神JKの十七番ことヒナから余命宣告をされてしまうお仕事もの&ラブコメ。死の宣告を覆すためにおこなわれるヒナからの恋愛指南はほのぼのとしたものだが、朴念仁の誠は意に介さないというのはお馴染みの展開というところ。お仕事パートは本格的で、インターンの水谷玲子とプロジェクトを組み立ていくところは熱い。ラストは唐突な感じが否めないものの、仕事に恋に冷めていた誠が残された一年を懸命に生きることを決めたのはよかったですね。次巻が楽しみです。2019/12/09
真白優樹
18
虚無的な社畜ライフを送る商社マンの青年が、死神の少女から誤解で余命一年を宣告され始まる物語。―――気付かぬ恋はそこにある、渡された想いは胸の中に。 現実的が過ぎる圧倒的な流れの中に巻き込まれるが如きお仕事描写、そんな中で青年が死神に恋愛指南されながら背を押され大切なものを思い出すこの物語。唐突な別れの寂しさが胸を突き刺す中に、そっと背を押される仄かな温もりがある物語であり、疲れた心がほんの少しだけ楽になるかもしれない物語である。彼女の想いを抱え向かう郷里に待つ出会いとは。 次巻も勿論楽しみである。2019/11/25
かっぱ
14
淡々と仕事を消化するだけの日々を送る青年が死神に余命1年を宣告されるところから始まる物語。インターンシップ生の女子大生である玲子の指導者として着任したことで熱量を忘れていた誠が少しずつ色んなことに真っ直ぐになる姿が胸を打つ。お金のために仕事をする人も少なくない世の中だけれど、だからこそ生きていくのがしんどいのかもしれない。自分の熱意の矛先に本当に自分の望むものがあるのなら、それは明日を目指す確かな一歩になるのかも。死神ヒナとの軽快な関係性も印象が良く、衝撃の展開からの今後の物語が気になる2019/11/27
-
- 電子書籍
- サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠し…
-
- 電子書籍
- なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?【…