となりのヘルベチカ

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となりのヘルベチカ

  • ISBN:9784845918218

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内容説明

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世界はフォントに満ち溢れている!
書体知識をゼロから学べる、欧文フォント擬人化マンガ登場!!
新進気鋭のマンガ家・芦谷國一さんが手がける、ちょっと不思議な欧文フォント入門コミック、待望の書籍化!!

ここは小さなデザイン事務所。
ある日とつぜんデザイナーが失踪し、代わりにロゴデザインを引き受ける羽目になった営業担当の丸栖(まるす)。書体知識ゼロのまま悩む彼女のもとに現れたのは……。

日用品や有名企業ロゴなど、身近なところで活躍している欧文フォント。もしそんな「彼ら」と喋ることができたら……本書では、4コママンガやコラムでそれぞれの書体の成り立ちや特徴を紹介。すぐ誰かに話したくなる豊富な豆知識がいっぱい、気軽に楽しみながら、多数の欧文フォントを学ぶことができます。

監修:山本政幸(岐阜大学准教授)

※各書体の擬人化は、著者が個人的に思い描いたイメージをもとに制作しています。各書体製作会社および版権元とは、一切関係ございません。
※本作品は、2016年に刊行された芦谷國一氏の同人誌『書体研究サークル』をもとに、あらたに新作マンガとして描き下ろされたものです。

☆フィルムアート社webマガジン『かみのたね』で連載第1回目を読むことができます

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

67
セリフとサンセリフの違いぐらいしか知らないけれどこれを見て欧文フォントの面白さが理解できた。部位名称はアセンダーやディセンダー、ベースラインなどカリグラフィと同じで、用語の説明は親切で分かりやすく、書体解説や使用例が示されているのが良い。特に気になった書体はバウハウス風幾何学的美しさがあるフーツラ、モダンで優美な印象のディド、大型高速船『ノルマンディー』のポスターで有名なカッサンドルが作ったペイニョ、写本書体を元にしたブラックレターと選び出したらきりがないフォント好きな人のための本!2020/12/31

ミライ

39
フォントを擬人化して世界の『欧文フォント』を紹介した漫画+フォント解説。おなじみのArial(アリアル)から、ファッション誌などに使われているGotham(ゴッサム)、タイタニックやハムナプトラ等の映画に使われているTRAJAN(トレイジャン)などなど、フォントが使われている製品やメーカーなどと交えて紹介されているので、わかりやすかった。それぞれのフォントに深い歴史があり奥深い世界だなと思った。2020/10/18

なつ

33
この本では25の欧文フォントが、それぞれの特徴を基に擬人化されています。擬人化は親しみが沸きやすくなるのでよい手法だと思います。内容も4コマ漫画で文章よりだいぶ取っつきやすいですね。英文に使う書体はあまり意識してなかったので新鮮。一見そっくりな書体だけど生まれた時代や使われ方は全く違うなど新たな発見がありました。身近な場所で発見すると嬉しくなりそう。OptimaさんとGaramondちゃん好きだな。2020/06/17

きいち

32
京都一乗寺の恵文社で平積みになっていて思わず購入。すごい楽しい。◇欧文フォントの数々が擬人化され、その性格が描写されていくのがとてもわかりやすく、デザインの際使ってきた書体たち(フーツラ、ヘルベチカ、フランクリンにボドニーは変わらず好き)、読み方だって知らないままにしていたことが次々と氷解してとにかく小気味いいのだ。自分の抱いていた印象とのズレ(フルティガーとかコミックサンとか)までも楽しいのだ。◇和文書体バージョンも作ってほしいな…2019/11/12

Tenouji

24
これも書店で見つけて、思わず買ってしまった本。非常に面白かった。小さなころからレタリングが好きで、コンピュータの世界でも、実は切り離せないフォントの話し。歴史的な内容や、どんな目的、有名企業で使われてる、とかにも言及されていて、いやぁ~、面白い。フォントって、ある意味、「デザイン」が考えなければならないこと、の全てが含まれているような気もするなぁ。2019/11/03

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