内容説明
始皇帝は“暴君”ではなく“名君”だった!? 『キングダム』で話題のえい政=始皇帝のすべてがわかる必読の書!
世界で初めて政治力学を意識し、中華帝国を創り上げた男。その人物像に深く迫りつつ、現代にも通じる政治・経営学を解きあかす。
自らを「始皇帝」と名乗るに至った男、えい政。乱世に終止符を打ち、中華帝国を統一した男は暴君なのか、それとも英雄なのか?
3歳まで人質として過ごした幼少期、兄との熾烈な玉座争い、家臣との相克――。天賦の才覚と不屈の精神力で過酷な運命のもとに勝ち上がった男の真実を浮き彫りにする、不朽の名著。
「崇高な争い」は感動的で、しかも美しい。
だから「歴史」でそういう場面に出会うと、夜なら眠れない程に興奮する。
――著者「文庫版あとがき」より
解説・冨谷至
※この電子書籍は1995年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を新装版として刊行したものを底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
24
始皇帝の能力の高さと性格の強さがよくわかります。視野が広すぎたため結果的に劇薬みたいになってしまったのかなと思いました。2025/06/01
Tomoichi
19
面白い。儒教的な始皇帝像に汚染された頭が切れさっぱりになる作品。始皇帝好きだな。そして宦官ってエグいな。2019/12/09
誰かのプリン
14
この本を読んで、暴君のイメージから賢君のイメージに変わりました。2020/11/29
akamurasaki
4
二千年以上前に広大な中原を統一し、自ら始皇帝と名乗ることになる嬴政の生涯。本当に稀代の天才政治家!始皇帝が目指した法家主義とは何か、いかに画期的なことだったか、なんとなく理解することができました。韓非子についてもっと知りたくなったなあ。2020/04/04
ハーちゃん
4
漢検やってる人がツイートしてて即購入 それから4週間ぐらいかかりました💦 キングダムに出てくる人物が盛り沢山😆 王翦・蒙驁・蒙恬が作中と同じくよく出てきてました 李牧はやはり天才でした この本を読めば始皇帝のイメージが変わります 漢検に出る四字熟語・故事成語がたっぷりです 一番驚いたのが「趙高」。調べて「お前かぁーー😲」となりました 三国志もそうでしたが、ある程度知識があってから読むと、とても面白いです この後の展開は司馬遼太郎の「項羽と劉邦」で勉強します まだ「燃えよ剣」が途中ですが💦2019/12/14
-
- 電子書籍
- 福祉職・介護職のためのわかりやすい高次…
-
- 電子書籍
- 復讐教室(6) アクションコミックス