内容説明
加持とは、宇宙に遍満する愛と同種の成分である。霊気を集めて凝縮し、その高濃度なエネルギーを霊にめがけて一挙に放つものである。この身体を通して宇宙生命体と融合することであらゆる夢や希望が現実化する。これは密教を極めようとする求道者たちに贈る加持祈祷の原理と修法を解き明かした本である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Arnold
1
池口恵観氏の思い、行者とは何か、密教とは、といったことがよくわかりました。鹿児島の桜島噴火を鎮めるための柴燈護摩供を実施したことや、前人未到の百萬枚護摩供初めて知りました。人間が苦難に立ち向かうとき、周囲の人の力で乗り越えられると神仏が判断したときは手を貸さないが、いよいよ駄目な状況になったときに神仏の御加護があるという。参考になります。2021/08/08
BlueKey
1
いまに生きる密教の世界の息吹を感じる本2018/08/01
ハヤカワショボ夫
1
空海密教は「理」教相といわれ哲学と理論、「事」事相といわれる加持祈祷と実践の二つに分けられ、この本は特に後者について桜島の噴火を鎮め「今空海」と呼ばれる氏の本を読んだ。呪術の実践と応用とあり、ノウハウ本を期待していましたが、実践者としての哲学(科学との関わり「宗教なき科学は不完全、科学なき宗教は盲目」「大欲を拡げ宇宙と一体となって三昧耶の境地に入ることで夢や希望が現実化する」等)と経験(百萬枚護摩業、神秘体験等)が書かれてます。「行場が行者の死に場所ぞ」に象徴される実践者の生き様が伝わります。【家】★★☆2015/08/23
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