光文社文庫 銀行告発 新装版

著者名：江上剛

光文社（2019/11発売）

• ISBN：9784334779337

内容説明

大日朝日（だいにちあさひ）銀行広報グループにかかった一本の電話。暴力団がからんだ不正融資の告発だった。電話を受けた峰岸貴之（みねぎしたかゆき）は、反社会的取引解消の特別任務を命ぜられた。合併再編によって生まれたメガバンクの派閥争いに振り回されながら、峰岸が「巨悪」に挑む！　実際に広報部員として不祥事に対応した著者が、正義感溢（あふ）れる中堅バンカーの奮闘を描いた意欲作！（『統治崩壊』改題）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[達ちゃん]

経験者の江上さんらしく、さすがにリアルなストーリーで引き込まれました。この後どうなるかも気になりますが、スカッと読了です。

2020/07/01

[sg]

38年振りに読書・・・の一発目はこれでいいしょ。中々のやられたらやり返す感。窓口業務に携わるハイスペックな女子は登場しないぜ男子達！良くも悪くも金金金。俺には真似できないマネーゲーム。36年振りの読書には中々な専門用語、けど読み易いんじゃね？半沢あんたは登場しないな何故かな・・・作者が違った・・・俺まだまだだな。トゥン♡

2020/08/15

[shonborism]

著者の銀行員時代に経験した事件がきっかけと思われる、不正融資事件を巡る広報部員の戦い。現実でもここまでやりたかったんだろうなあ。

2019/11/24

[Penpe_Camper]

元銀行員の江上さんらしくとてもリアリティのある金融不正を描いた小説。 主人公の峰岸は広報のリーダー、優秀で決断力もあり、7、8歳年下の彼女がいて、何より役員、頭取、会長に臆せずに自分の意見が言える。本当に会社を良くしたいという思いが強い。 本書の最終的な展開、これは現実として起こったことはあるのか、著者の願いも込められているのか。この業界にいなくて、勉強不足の自分には分からなかった。

2025/02/15