内容説明
“ひき肉”事件探索が次々と明らかにしてゆく、意外すぎる事実。それらはまたさらなる謎を呼ぶ―宇宙船《ノア》を建造し、インプラントや〈能力(タレント)〉、プラステックやアンプなどの技術を人類にもたらした異星種族の正体は? なぜ当局はその事実をひた隠しにしているのか? かつて地球で起きた災厄とは何だったのか? “ひき肉”事件と下水道に潜む怪物の関係とは? そして、居住区(ハビタツト)の地下にあるという〈未観測地帯〉には何が存在するのか――? ハナは情報保安局(アイセック)に追われつつ、バレンズとともに《ノア》ミッション自体の謎に迫ってゆく……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SINKEN
7
【総評】★★☆☆☆【感想】上巻までは楽しめたのになぁ、、主人公の能力がチート化してきて何でもありな感じになって、途端に世界観が崩壊したように感じた。巨大な世代間恒星探査船の究極の秘密にしても、何でひた隠しにする必要があったのか、とか、そもそも能力者の力だけで何とかなったんじゃないかとか、イマイチ必然性が感じられない部分が多かった。ラストも何となく中途半端。最近の創元SFの上下巻ものって、何か期待薄なの多いな、、、2020/01/18
SINKEN
4
【総評】★☆☆☆☆【感想】(図書館本) 再読。前回読んだ時と同様、途中からの展開の甘さ、尻すぼみなオチ、どうでもいい恋愛模様など、あまり面白味を引き出せてない。分冊するほど内容があるわけでもなし、なんだかなぁな感じでした。2022/08/07
本の蟲
4
一時当局に拘束されるも、からくも脱出する主人公。再開した恋人は艦内で仲間を増やし、レジスタンス組織のリーダーになっていた、彼らとともに訪れた居住区の地下にあるという<未観測地帯>で、ついにひき肉事件の真相が判明する。その情報は組織を分裂させ、艦内全域を混沌に叩き込む恐るべき真実だった。地球の滅亡原因。停滞した艦内の科学技術。公開されている量の数倍の余剰空間と資材。隠されたノア計画の目的。ラストの風景とタイトルの意味がリンクした、余韻を残す結末で大変おもしろかった2019/12/18
みみず
0
バカップルのいちゃいちゃがもっと少なかったら面白かったと思う2020/04/10
matsu0310
0
☆☆☆2020/01/03