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内容説明
桓武天皇の子孫にして、陸奥鎮守府将軍・平良持の子、将門。右大臣藤原忠平卿に仕えることになった将門は、父の命で従兄弟で幼なじみの平貞盛とともに京にのぼることになる。都では市中を荒らしまわる群盗を退治したり、先の左大臣藤原時平の娘で、忠平の姪の褒子に恋をしたりと多忙な日々を送る将門。しかし父良持の死がきっかけとなり、運命は一変する。なんと故郷の地で将門を待っていたのは、一族相手の血で血を洗う抗争だった。父の遺領をめぐって戦いを仕掛けてくる伯父達を相手に必死で戦い、打ち破ることに成功する将門。紛争を解決するうちに、坂東一円の豪族達から支持を集めるようになった将門は、「新皇」として朝廷からの独立を宣言する。しかしその野望を打ち砕かんと一人の男が都から帰ってきた。圧政に苦しむ領民たちを助けるべく、あえて逆賊の汚名を被る覚悟で、朝廷に叛旗を翻した男の壮絶な生涯を描く歴史人物小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋良
1
将門ものなのに桔梗が出てこない時点で萎えた。全体的に書き込みが足りないと言うか、事実の描写が多く心理の描写が少ないので、感情移入できずに終わってしまった。2015/06/07
BIN
1
新皇平将門を描いた作品。海音寺版に比べると、藤原忠平は公家っぽくない快活な人物であり、平国香は良い伯父さんであって好印象だし、女関係に悩まされることも少ないので読みやすい。平貞盛との信頼関係も良かった。ただいきなり時が経ちまくったり、呪術関係が出てくるのはちょっと残念なところだった。2014/06/26
matsu0310
0
☆☆う~ん。そう悪くはないが、書き切れている気はしない。中盤前くらいからだんだん淡白に他人事的になってく(気がする)のが残念。どうも、将門モノって途中からヘタるの多い気がするんだが、みんな体調でも崩すのかい?2011/12/12
Katsusuke Taira
0
test2019/02/17
mfmf
0
関東の歴史をお勉強するために読んでみた。本書がどこまで時代考証されているのかは知らないが、当時の(今もか?)関東はかなり血の気が多くて物騒で、中央政権の影響も薄く、一方で蝦夷の影響もあるような書かれ方をしていた。家や田畑を焼き払ったり根絶やしするのが当たり前の坂東文化怖いわー。 この本だと平将門は周りに翻弄されて戦に巻き込まれたような印象を受けたけど、どうなのかな。詳しく知るには将門記を読んだ方が良いのかもしれない。2018/10/23
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