内容説明
京都の老舗木版画工房の職人による
温かみのある年賀状図案とテクニックを掲載!
かつては定番だったけれど、若い人にはなじみの薄い木版画の年賀状。
手彫りのラインや絵の具のかすれなどが味わい深く、パソコンで作る年賀状が主流な今だからこそ、年の初めのあいさつとして喜ばれています。
本書は性別問わず、幅広い年齢層が楽しめる、干支や縁起物モチーフなど100図案を収録した作例集です。
初心者でも始めやすいよう、必要な道具や基本的なテクニック、図案を組み合わせるコツなどもわかりやすく解説しています。
年賀状以外にも、お年玉袋やのしに応用する方法も掲載。
工夫次第でさまざまなシーンで活用できる一冊です。
目次
年賀状完成見本(十二支)
◇第1章 木版画の基本
基本の道具・材料
版木について
紙の選び方
年賀状の下絵作り
図案の写し方
版を重ねるときは
基本の彫り方
基本の摺り方
コラム1:版木の扱い方
◇第2章 年賀状を摺ろう
年賀状デザイン決めの流れ
年賀状デザイン見本&解説
アレンジテクニック
1)色版摺り(摺り重ね)
プラスアレンジテクニック 色の摺り重ねと装飾彫り
2)凸と凹の表現
3)ぼかし摺り
4)主版法
5)木版画+α
オリジナルデザインを作ろう
コラム2:年賀状以外にも木版画を活用しよう
◇第3章 巻末図案集
十二支
賀詞
縁起物
その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mawaji
8
中学生の頃から年賀状は木版画で作っていましたが、10年くらい前からは手軽さと取っつきやすさで消しゴムはんこにしていました。それも、20枚くらい刷ってよくできたのをスキャンしてあとはプリントするという手抜きぶり…。この本もデザインの参考にと購入しましたが、木版画の基本から読み始めてみたらかなり本格的でその奥深さに感銘を受け、納戸の奥から木版画セットを引っ張り出して来たら未使用のB5版くらいの版木が出てきたので今年は木版画に再挑戦。シンプルなのを選んでみよう。図案集もオシャレで、眺めているだけでも楽しめます。2019/12/12
-
- 電子書籍
- 黒谷知也作品集 分冊版 鳴鶏他2篇 黒…
-
- 電子書籍
- 米長の将棋 完全版 第二巻