内容説明
歴史の舞台裏に隠された、
人と、人ならざる者たちの邂逅の記録。
紀元前から昭和時代までに活躍した
500人以上の歴史人物にまつわる怪異談を紹介するエピソード事典。
人物ごとにプロフィールと怪異談がセットになっており、
怪談集としても、歴史資料集としても楽しめます。
怪異・歴史ファンはもちろん、創作クラスタも必携の一冊です。
□■ こんな方にオススメ ■□
・妖怪や怪談話が大好物
・歴史人物のこぼれ話や裏話が好き
・FGOに刀剣乱舞……ハマっているゲームやアニメの元ネタが知りたい!
・次の新刊のために創作のアイデアが欲しい
□■ 充実の索引付き。用途は無限大! ■□
・五十音順索引
…人物とその人にまつわる怪異談を人物名から検索できます。
・能力索引
…「怪力」「蘇生させる」「妖術を使う」「封印する」など、
怪異に関連する特殊能力を有する人物をカテゴリごとに検索できます。
・関連性索引
…「戦う」「守護される」「祟られる」「恋愛・婚姻・出産する」など、
人物と怪異の関係ごとに怪異談を検索できます。
・関連怪異索引
…人物とその人にまつわる怪異談を怪異名から検索できます。
・地域索引
…47都道府県や朝鮮半島・中国に関連する人物と怪異談を地名から検索できます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
29
初の朝里本。読み友さんのコメントから。日本史を弥生以前から古墳・飛鳥・奈良・平安・鎌倉・南北朝・室町・戦国・安土桃山・江戸・明治・大正・昭和の14時代に分け、巻末に五十音順・能力・関連性・関連怪異・地域の5索引をつけた至れり尽くせりの怪異事典。時代に分けたことでイメージが鮮明になり、掲載された人物の関連性についても把握しやすい。二段組で読みやすく、絵画の掲示も多め。ワッピー的には明治以降の事例や研究者名が自分のマトリクスに入ったことが満足。通読に耐えるため、余裕があるときに他の事典にも挑戦してみたいもの。2020/09/17
サケ太
23
弥生時代以前(神話時代的)から昭和までの“怪異譚”をまとめた本書。怪異に遭遇したり、創作したりする人々。どの時代に書かれた物語かはわからないものもあったが、同時代に近い頃に語られたものも多く、人々の生活に“怪異”というものが事実として受け入れられていた部分もあったのかな、と感じた。大蘇鉄にビビる信長、神を恫喝したり助けたりする秀吉、“肉人”を食べなかった事で武人としての威を示した家康。当時の人間が各人にどういったキャラクターを見たのかが感じられて面白い。2019/11/09
のりすけ
22
圧倒的ボリューム。圧倒的網羅。名前だけは存じてるものの、細かいことは知らぬ!な方、名前すらも存じ上げない方、超有名人まで様々な方々が一堂に会する。片手間に読んでたら終わらへん。2020/12/25
ブラフ
10
【図書館】実在した人物も、伝説上の人物も、エピソードの虚実も綯い交ぜなのであくまで「読み物」として楽しむべき。でも、読み物としては本当に面白いので、「日本現代怪異辞典」と同じく本棚に置いておいて、気になるたびに読みたい。2020/08/30
HaruNuevo
9
歴史上の人物に関する怪異譚をただひたすら収録したまさに事典。このシリーズは3冊目だったけど、前2作と違って、途中で飽きてしまったところが難点。なお、昭和の人物は、妖怪や怪異の研究者や作家ばかりで、例えば田中角栄が経験した怪異とかは無し。2021/02/06