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内容説明
文法、会話、単語、音読、シャドウイング、多読、精聴……日本語と全然違う英語を勉強するのに、日本人はどう学習したらよいのか? そもそも、どうして英語の力が伸びないのか? 上達しない人の学習法には、いったい何が足りないのか? 三〇年以上にわたって英語を教えてきた人気講師が、その経験から、着実に上達する方法や、つまずきやすいポイントを解説する。やみくもに学ぶのはもう終わり。この本で最適な方法を見つけ、自分ならではの英語を手に入れよう。
目次
第1章「 自前の英語」を身につけよう──英語に対する「心がまえ」
第2章 できる人がやっていること──「音読」と「読み書き」
第3章 コミュニケーション英語のために──「話す」と「聞く」のトレーニング
第4章 話すために必要なこと──「語彙」と「文法」を身につけよう
第5章 文法の極意──「勘どころ」へのアプローチ
第6章 社交する英語──「英語のマナー」と「日本文化」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
57
私に足りないのは必死さなのだなあと。いやそれはわかっていたのだけれど、本書を熟読していると自分の勉強法がいかに手ぬるいかよく理解できて改善しようという気になった。音読の要素が足りていないのは自覚があったので、そこからか。2019/11/17
ベンアル
17
英語をちょうど学習しているので読んでみた。 勉強のモチベーションが上がった。 音読は最低50回、30秒程度のものが望ましい。 →CNN ENGLISH EXPRESSを通勤時間中に聞く 英作文は4行日記を毎日つけるのが望ましい。 →Hello Talkを毎日投稿する。 英会話は恥を捨てる。 →時間のある時は英語で電話をする。わからないときは正直に聞く。2022/11/13
タイコウチ
8
「ペラペラになる」ことを目指さずに、「自前の英語」を身につけること。「自前の英語」とは、興味のあることに対する知識や、仕事でたくわえた豊富な経験に裏打ちされた、自分の伝えたいことを話す英語。「「英語で考える」はあとからついてくる」、「「英語の語順」どおりに文の意味をとれるようになるには、「文法」は欠かせない」などまっとうな英語学習の理念と方法について書かれている。「人はだれでも」の"you"(You never know what the future holds.)についての解説があるのも良いと思う。2019/12/31
しゅー
7
★★なぜか新書の英語学習本が、おお流行りなので書店が旧刊もまとめて特集していた。買うほどではなさそうだったから図書館で借りる。類書とも共通する話だが、目的意識を持って具体的なレベルを目標にして学習するのが鉄則である。心強かったのは、いたずらにネイティブの発音へコンプレックスを抱かなくても結構と言う話だ。日本人のカタカナ発音は意外に通じているし、印象も悪くない。むしろ上品に聞こえることも。推奨する学習法に、「ひたすら音読」があった。これまた最近流行りの『英語のハノン』へも通じる話である。やっぱり買おうかな。2022/03/07
はら坊
7
河合塾で長年教鞭をとってきた筆者が、日本人に合った英語の学習法を説く本。 内容をひとことで表すならば「How to本へのアンチテーゼ」というべきか。 筆者によれば、なぜ英語を学ぶのか明確な目標を持ち、その目標に達するため地道に文法や語彙を学ぶことこそが、効果的な英語学習法であるという。 「地道」と言ってもひたすら問題集を解くのではなく、自分が興味のある題材から学べば、学習を継続することができるのだそう。 英語を教養ではなく、あくまで「道具」として見るべきだという視点にはハッとさせられた。2019/12/31