内容説明
ポーション売りの少年、シィルは小さな怪我や風邪に使うポーションを販売していた。しかし、実はそれがただのポーションではなく、どんな怪我や病気も癒す伝説の薬、エリクサーだとは、彼自身は知らなかった。いつもと変わらない毎日を送っていたある日、息苦しそうに歩いてくる貴族の少女と出会う。その少女は薬師や医師、魔法使いの誰も治せなかった難病を患っていたのだが、シィルの薬ですぐに完治してしまう。一気に評判になるシィルの“ポーション”。次第に、冒険者や王家すら欲しがるようになっていく。 無自覚にエリクサーを精製する心優しい少年の新しい生活が幕を開ける――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
6
ひょんな事から伝説の薬、エリクサーを作れるようになるもそれに気づかぬ少年が、病気の貴族の少女と出会い始まる物語。―――薬が紡ぐは縁の糸、糸が紡ぐは絆の輪。 自分の力に気付かぬ心優しき少年、シィル。彼が方々で売りさばくポーションが様々な人の助けとなり、気付かぬ内に注目を集め様々な人にとって重要なものとなる物語。どこかドタバタしながらも温かさに満ちた物語であり、無自覚鈍感な少年がいつの間にか人々の中心となっていく、安心して読める面白さ溢れる物語である、シィルの日常の続きとは。 期待を込めて次巻も楽しみである。2019/10/26
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