内容説明
お医者さんのことは知っていても、薬を取り扱う薬剤師さんについて知らない人は多いのではないでしょうか? 本書は大学薬学部に通う女子大生が、薬剤師になるために奮闘する痛快コミックエッセイ! 薬学部生の日常はデンジャラスだ。飲み会では、牡蛎を食すればノロウィルス潜伏期が頭に浮かび、ついつい芸能人の薬物汚染の話をすれば、店員さんから白い目で見られる。そして、実習では、エタノールを使えばガスバーナーに引火、可愛いラットには指を噛まれる等々。また白衣に憧れて薬剤師を目指したものの、実際には、作業着となり、お洒落にも縁遠いまま、実験、実習に明け暮れる日々なのだ。それでも、なぜか愛してやまない薬学部。実験器具や動物もいとおしい。難しい授業だってオモシロイ。本書を読めば、薬局で働く薬剤師さんを見る目が変わること間違いなし。薬と食べ物の飲み合わせなど薬学知識も勉強できちゃいます。コミックエッセイ好きは是非ご一読を。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おまるã¾ã‚‹ï½
9
研究室においてあったので読んでみた。すると何箇所か赤ペンで修正がされていた(笑) 薬学生の日常って感じで好感が持てました。2011/06/08
朱音
8
「のだめ」とか理系でも「もやしもん」とか「動物のお医者さん」を想像してはいけません。どちらかというと学園祭で売っている漫研の同人誌レベルの、仲間受けするレベルの内容で残念。伝えたいことはわかるんだけど、大多数である「薬学にまったく関係ないもんね」な人々の興味を引くかというとちと疑問だし。ネタ的に面白い所もあるけど、ストーリーというよりも2,3ページの単発漫画なので人間関係とか考えるの面倒な感じなのに、同じキャラがご存知でしょうとばかりに何度も…ユニークな先生とか特化して描けばもうちょっと面白かったかも。2010/09/05
仔羊
5
自分も薬学生なので読んでみないとは、と思って衝動買い(大学の書店で)。これはいいと思いましたが、万人が笑える話かというとマニアックなのでどうかと…。まぁ、自分はこれを読んでかなり笑えました。私は薬学生からはぐれかけているのでこれを何度も読んで笑って、勉強に励みたいと感じました、と言う自分がつらい。2010/10/15
ybhkr
3
どうやら、わたしの知人の後輩のよう。基本顔マンガで文字まんが。新薬や漢方、おくすり手帳に日々御世話になり、薬局に処方箋を持って行くことも多いので、薬局のみなさんはこういうことを学んで国家資格取ってお勤めしているのかなあ、という感想。そりゃあ時給も高くなりますよねー。調合の薬もらったことないけど、もらう機会があったら全力で空気抜くのを思い出そう。再読はしないと思うし手放しますが、普段、お世話になる率が高い職業の本なので。わたしにはちょっと読みにくい絵と文でした。2017/03/29
鳥義賊
3
理系志望の娘がいるウチには、どストライクな一冊でした。語呂合わせ「魔王風水けつポリポリ」に家族で爆笑。こういう少数派を狙った作品も読めるのも、良い世の中になったものです。2011/01/30